この記事には広告を含む場合があります。
記事内で紹介する商品の購入やアプリをダウンロードすることで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
2020年の錦織圭出場試合の予定と大会ごとの詳細、試合の結果をまとめております。
2020年は皆さんもご存知の通りコロナの影響でATPツアースケジュールもかなり変則的になっております。その中で、出場義務のあるグランドスラムとマスターズ、すでにエントリーをアナウンスしている大会、大会公式が発表している大会を記載。
現在エントリーが確定していないATP500、ATP250、デビスカップは決まり次第追加予定していきます。
錦織圭の2020年シーズンは全仏で終了
錦織圭の2020年シーズンは苦難から始まり、トンネルを抜ける前に終了しました。
2019年末に手術し、1年かけての復帰。復帰直前にコロナかかり2週間離脱。ヨーロッパの秋クレーシーズンに復帰するも全仏での無理がたたり肩を痛めてそのままシーズンアウト。4大会キリの出場であり、2勝しかできませんでしたね。
怪我、コロナ、そしてまた怪我。とてもつらい時期を過ごしたことでしょう。だからこそ2021年復帰する錦織を全力で応援したいと思います。
錦織圭の2020年は苦難からのスタートだった
錦織「フレンチOPから肘の違和感に苦しんできた。休息をとってみたけれど、休んでリハビリするだけでは充分ではないと分かった。明日、右肘から小さな骨棘を2つ取り除く手術をする。残念ながらパリMSとデ杯は欠場しないといけない。目標は予定通り、12月にオフシーズンのトレーニングを始めること」
2019年の錦織は非常にアップダウンの激しいシーズンであり、全米後に以上のコメントを残し手術にふみきりました。2019年の全米後の試合はすべて欠場。2020年から始まったATPカップ、そしてグランドスラムである全豪オープンも間に合わず欠場。そのまま2月の大会も3月のデビスカップも欠場し、3月の北米マスターズ(インディアンウルズ、マイアミ)からの復帰…の予定でした。
しかし、皆さんご存知の通り世界中を襲った新型コロナによりありとあらゆるスポーツの大会が中止に。なんと東京五輪までも延期になるという事態に。
それでもテニスは8月に帰ってきました。マスターズであるウエスタン&サザンオープンをきっかけに全米オープンの開催が決まり、錦織もエントリーしていました。なのに、なのに、、、、まさか錦織が新型コロナに感染。全米はギリギリ間に合う可能性もありましたが、スキップし錦織の初戦は9月のクレーコートシーズンにまでずれ込みました。
実に1年以上。怪我、手術、パンデミック、新型コロナの感染。数々の苦難が錦織を襲いましたがついに錦織が復帰しました。2020年は特に目標がないという錦織。それでも1年延期した東京五輪、悲願のマスターズ&GS制覇に向けて新コーチと錦織のテニスがはじまりました。
2020年も錦織を応援しましょう。
2020年の錦織の試合一覧
2020年の錦織の出場が決まっている大会一覧です。直前でエントリーするものや逆に出場しないものもありますので順次更新していきます。
開催中止になった大会は記載しておりません。
日程 / 大会名 / 開催地 | グレード | 結果 |
2020年1月3日~1月13日 ATPカップ(オーストラリア / ブリスベン・シドニー・パース) |
ATP CUP | 欠場 |
2020年1月20日~2月2日 全豪オープンテニス(オーストラリア / メルボルン) |
GRAND SLAM |
欠場 |
2020年2月10日~2月16日 ニューヨークオープン(アメリカ / ニューヨーク) |
ATP 250 |
欠場 |
2020年2月17日~2月23日 デルレイビーチ・オープン(オーストラリア / ブリスベン・シドニー・パース) |
ATP 250 |
欠場 |
2020年3月6日~3月7日 デビスカップ・予選(日本 / 兵庫) |
Davis Cup |
欠場 |
2020年8月22日~8月28日 ウエスタン&サザン・オープン(アメリカ / ニューヨーク) |
Maters 1000 |
欠場 |
2020年8月31日~9月13日 全米オープン(アメリカ / ニューヨーク) |
GRAND SLAM |
欠場 |
2020年9月8日~9月13日 ゼネラリ・オープン(オーストリア / キッツビュール) |
ATP 250 |
1回戦 |
2020年9月14日~9月21日 BNLイタリア国際(イタリア / ローマ) |
Maters 1000 |
2回戦 |
2020年9月21日~9月27日 ハンブルク・ヨーロピアン・オープン(ドイツ / ハンブルク) |
ATP 250 |
1回戦 |
2020年9月27日~10月11日 全仏オープン(フランス / パリ) |
GRAND SLAM |
2回戦 |
2020年10月19日~10月26日 アントワープ ヨーロピアン・オープン(ベルギー / アントワープ) |
ATP 250 |
欠場 |
2019年11月2日~11月8日 ロレックス・パリ・マスターズ(フランス / パリ) |
Maters 1000 |
今年はさすがにツアーファイナルは厳しいでしょうね。
2020年 錦織圭出場試合の詳細と結果
2020年に錦織圭が出場を予定している大会情報の詳細と試合結果をまとめております。
1. ゼネラリ・オープン2020(Generali Open)|ATP250
錦織圭の1年ぶりの復帰戦はオーストリアのキッツビューエルで開催されるゼネラリ・オープンです。結果も大事ですが、試合勘を取り戻すことが重要な大会です。
大会詳細
大会名 | ゼネラリ・オープン (Generali Open) |
別名 | オーストリア・オープン |
グレード | ATP250 |
日程 | 2020年9月8日(火)~2020年9月13日(日) |
開催地 | オーストリア / キッツビューエル |
会場 | テニス・スタジアム・キッツビューエル |
コート | クレー |
ドロー | 28 |
賞金 | €325,615 (約4,060万円) |
時差 | 7時間 |
錦織圭:試合結果
錦織圭:第6シード / 世界ランク34位で出場
ラウンド | 対戦相手(世界ランク) | 勝敗(スコア) |
1回戦 | ミオミル・ケツマノビッチ | L(6-4,4-6,2-6) |
「1年ぶりにふさわしい(試合だった)。もう少し積み重ねが必要。」
錦織が試合後に語っていたようにまさに復帰後ともいうべき試合。試合開始5ゲーム連取した時(特にフォアの逆クロスが良かった)は錦織が完全復活したかと沸きましたがさすがにそんなに甘くはなかったですね。
相手が調子を取り戻したこともありました、サーブがやはり悪く、楽に決めれるポイントでのショットの選択ミスや見逃しが目立ちました。しかし、2018年の復帰時よりはるかによかったです。
まだまだ復帰途中とは言え、錦織の華のあるテニスが帰ってきたことを感じさせる良い大会でした。
2. BNLイタリア国際2020(Internazionali BNL d’Italia)|マスターズ1000
通称ローマオープン。いまは試合数をこなすことこそ重要としている錦織。ローマではジョコビッチやナダルとある意味全米よりも出場者が豪華な大会です。この猛者だらけの大会で少しでも勝ち星をあげ全仏前の良い調整したいところ…
大会詳細
大会名 | BNLイタリア国際 (Internazionali BNL d’Italia) |
通称 | ローマオープン |
グレード | マスターズ1000 |
日程 | 2020年9月14日(月) ~ 9月21日(月) |
開催地 | イタリア / ローマ |
会場 | ローマ中央庭球競技場(フォロ・イタリコ) |
コート | クレー |
ドロー | 56 |
賞金 | €3,465,045(約4億3,530万円) |
時差 | -7時間(サマータイム) |
錦織圭:試合結果
錦織圭:ノーシード / 世界ランク35位で出場
ラウンド | 対戦相手(世界ランク) | 勝敗(スコア) |
1回戦 | アルベルト・ラモス ビノラス | W(6-4, 7-6) |
2回戦 | L.ムゼッティ | L(3-6, 4-6) |
錦織の復帰第2戦は2回戦までとなりました。しかし、錦織は復帰後初勝利です。しかも、クレー巧者のラモス相手にです。2回戦こそイタリアの新星ムゼッティに負けましたがゼネラリ・オープンと比べると段違いに良い状態になっているでしょう。
「結構いいポイントは増えてきたので、まあ悪いポイントはやっぱりいつも以上にちょっとまだあるので、そこがどうしても。ちょっとまだ安定感がなかったりするので、そこをなるべく減らしていきたいですね」
とにかく試合勘と体力がまだまだ復帰中。しかし、初戦勝利もした。一歩ずつ良くなっていくでしょう。
3. ハンブルク・ヨーロピアン・オープン2020(Hamburg European Open)|ATP500
ローマで復帰初勝利をした錦織は全仏直前にもうひとつ大会を差し込んできました。普段であれば全仏後のクレー大会ということで錦織も過去に出場したことのない大会「ハンブルク・ヨーロピアン・オープン」です。
「全仏に小銃を合わせるとか言っている状態ではない。今年は毎週大会に出る」
その言葉通り週刊錦織が3週目に突入です。完全復活にむけて挑戦してほしい。
大会詳細
大会名 | ハンブルク・ヨーロピアン・オープン (Hamburg European Open) |
通称 | ドイツ国際オープン |
グレード | ATP500 |
日程 | 2020年9月21日(月) ~ 9月27日(日) |
開催地 | ドイツ / ハンブルク |
会場 | アム・ローテンバウム |
コート | クレー |
ドロー | シングルス:32 / ダブルス:16 |
賞金総額 | €1,062,520(約1億3,200万円) |
時差 | -7時間 |
錦織圭:試合結果
錦織圭:ノーシード / 世界ランク35位で出場
ラウンド | 対戦相手(世界ランク) | 勝敗(スコア) |
1回戦 | クリスチャン・ガリン | L(0-6, 3-6) |
全仏の直前にエントリーしたハンブルク・ヨーロピアン・オープンはクレー巧者のガリンにストレート負けで終わりました。錦織がベーグル焼かれたのは2018年のツアーファイナルでのアンダーソン戦以来。あの試合は非常に悪かった…。
錦織は感覚は悪くない中でストレートで負けるのは名残惜しいとコメント。本人としてもある意味想定通りの仕上がりなんでしょう。
個人的には悲観はしていないんですが、もう少し粘ってほしかったというのはあります。1時間程度で終わってしまったのは少しもったいなかったかなと。ブレイクした時のBHは錦織の真骨頂でした。ああいうショットをもっと増やしたいところ!
4. 全仏オープン(The French Open)2020|グランドスラム
錦織圭の2020年の最初で最後のグランドスラムがコロナで延期になった全仏オープンです。本来であれば全米がシーズン最後のグランドスラムなのですが、全仏が延期になっていて本当に良かった。おかげで2020年グランドスラムを全スキップせずに済みましたしね。
錦織は(体力に心配があるとはいえ)グランドスラムに強いです。苦戦しても、試合中に修正できる5セットマッチは錦織の真骨頂。不安はありますが、全力応援していきます。
大会詳細
大会名 | 全仏オープン (The French Open) |
グレード | グランドスラム |
日程 | 2020年9月27日(日)~ 10月11日(日) |
開催地 | フランス / パリ |
会場 | スタッド・ローラン・ギャロス |
コート | クレー |
ドロー | 128 |
賞金 | €18,209,040(約22億6,280万円) |
時差 | -7時間(サマータイム) |
錦織圭:試合結果
錦織圭:ノーシード / 世界ランク35位で出場
ラウンド | 対戦相手(世界ランク) | 勝敗(スコア) |
1回戦 | ダニエル・エバンス | W(1-6, 6-1, 7-6, 1-6, 6-4) |
2回戦 | ステファノ・トラバリア | L(4-6, 6-2, 6-7, 6-4,2-6) |
錦織圭の1年ぶりのグランドスラムは2回のトラバリア戦で終了となりました。錦織自身勝ち進むことはないと思っていたのでしょうが、5セットマッチを2回戦えたというのはポジティブだったと思います。
2回戦のトラバリア戦は負けはしましたが、復帰後いちばんいい試合でした。この出来で勝てなかったのが不思議なぐらいです。そこが錦織が言う試合勘なのでしょうが…。
まず、リターンがかなり良くなってました。BPもかなり多かったですし、これまでより取りこぼしが無かったですね。さらに虎の子のバックハンドダウンザラインが復帰後いちばん武器になっていました。これが見ていて本当に気持ちが良かった。
ハンブルクまでの出来のまま終わるとは思っていませんでしたが、この後に続くインドアハードシーズンに向けだいぶ仕上がってきていると思います。
5. アントワープ ヨーロピアン・オープン(European Open)2020|ATP250
2019年錦織はヨーロッパのインドアハードの大会をすべてスキップしてました。
復帰後のクレーの大会はポイント加算は0でしたが、ここから勝てば勝つだけポイントが積みあがります。得意のハードコートは今年初。錦織が2020年に試合勘を取り戻し、2021年に向けて調子を上げていけるか要注目です。
大会詳細
大会名 | ヨーロピアン・オープン (European Open) |
グレード | ATP250 |
日程 | 2020年10月19日(月)~10月25日(日) |
開催地 | ベルギー / アントワープ |
会場 | Lotto Arena |
コート | ハード(室内) |
ドロー | 28 |
賞金 | €394,800(約4,910万円) |
時差 | -7時間(サマータイム) |
アントワープは全仏で痛めた肩痛のため試合当日にキャンセルされました。非常に残念でしたが、ウィーンを見越してとのこと。
まだ100%治っていないのでやめることにしました。そんな大きい痛みだとは思っていなかったんですけど、痛みが延びているところが…。もうちょっとではあるので、練習だけやって、ウィーンには出ようと思っています。
ただの炎症だとは思うので。理由が何なのかはまだ分からないですけど。サーブのフォームなのか、気温がすごい下がってて、久しぶりの5セット2回だったのでそれもあると思うので。(部位は)右肩の上のとこですね。
プレーしたい気持ちは存分にあったので、そこの若干ショックは…、まあ250でこうやって試合数をこなすいい機会だったので、もったいないなという部分はありますけど、ウィーン出られないのも嫌なので、仕様がないとしか言いようがないですね。