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2000年代日本のメロコア、パンクシーンのおすすめ神アルバムとを厳選してみた

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以前、当ブログでAIR JAMについて記事を書いたことがある。

音楽の売れない時代だからこそAIR JAMを振り返る

書きたいことを全部文章で伝えることが出来たのかは自信ないが、この記事を書いて少し時間がたって思うことも出てきた。AIR JAMといった巨大なムーブメントは起きていないけど、いっぱい良いアルバム出てたよなー

っていう想い。

2000年以降メロコア、パンクシーンは結構きつい時期だったと思うけど、僕自身一番音楽を聞いてた時期でもあり好きなアルバムもたくさんある。今日はその中から自信を持って名盤といえるものを厳選する。ていうか単純に俺が好きなアルバムですね。

アルバムは2001-2005年にリリースされたものをリリース順に並べてみました。

1. BRAHMAN / A FORLORN HOPE(2001)

BRAHMANとは

Hi-STANDARDと同様AIR JAMの主役ともいうべき存在。超LIVEバンドであり、LIVEの激しさは半端ない。AIR JAM2000のLIVEと反日感情爆発している時での中国での投石LIVEは伝説。震災以降MCをするようにもなった。


『A FORLORN HOPE』はどんなアルバムか

彼等にとって2ndフル・アルバム。前作の『A MAN OF THE WORLD』から2年以上たってのリリース。『A MAN OF THE WORLD』も超名盤(印税が入らなかったらしい。契約の問題だかで)。

『A MAN OF THE WORLD』はTHEメロコアというアルバムて感じなんだけど、もっとDeepな世界観を『A FORLORN HOPE』で出しております。文句なしの名盤。

BRAHMAN 『BASIS』

2. MONGOL800 / MESSAGE(2001)

MONGOL800とは

沖縄で結成された3ピースバンド。初期は英詞の楽曲も多かったけど日本語詞中心に。テレビなどメディアへの露出はほぼ無い。シンプルな楽曲が多い。

このバンドの登場で沖縄系のロックバンド(HYとか)が結構注目されたと思う。


『MESSAGE』はどんなアルバムか

比べるものじゃないかもしれないけど、Hi-STANDARDの『Making the ROAD』を超えダブルミリオンを達成したモンスターアルバム。その辺の女子高生も聞いていたぐらいあらゆる層に浸透した。

『小さな恋のうた』はカラオケでも常に上位にランクインするぐらい。売れたから、というわけではなく素晴らしいアルバム。個人的には『Dandelion』っていう曲が好きだったなあ。

MONGOL800 / 小さな恋のうた

3. GOING STEADY / さくらの唄(2001)

GOING STEADYとは

4人組のロックバンドで2003年に解散。Vo.峯田和伸は解散後銀杏BOYSを結成。彼等が出てきた時、Hi-STANDARD、BRAHMANとはシーンはほぼかぶっていないんだけど高校生バンドは皆コピーしてたなー。僕も大好きでした。

彼らの後、日本語パンク、青春パンクと呼ばれるバンド勢がめちゃくちゃでてくることになる。また、後期以降LIVEがかなり荒くなっていく。


『さくらの唄』はどんなアルバムか

ゴイステのセカンド・アルバムで一番売れたのかな?実は個人的には1st アルバムの方が好きだったりするんだけど2000年以前のため割愛(残念)。

甘ったるい楽曲とハードな楽曲が混在するようになるのはこのアルバムぐらいから。銀杏BOYSの片鱗が見え始めるのもこのころ。

GOING STEADY – BABY BABY

4. Hawaiian6 / SOULS(2002)

Hawaiian6とは

3ピースバンド。Hi-STANDARDを尊敬し一時はPizza of DEATHにも所属していた。昭和歌謡の影響を受けた楽曲が特徴。マイナーコードを多用する楽曲が多く、哀愁系とか一時期言われていましたね。

アルバムを聞いて、実際に歌っている人を初めて見た時ギャップにビビりました←失礼。『WORLD』っていう曲のPVの撮影に行ったな-。


『SOULS』はどんなアルバムか

ハイスタの横山健がプロデュースした初のフル・アルバム。初めて聞いた時、ゾクッとしました。捨て曲なし、ってよく売り文句でいうじゃないですか。それです。

アルバムすべてを通して非情に高いクオリティです。他のアルバムと比べてもこれが一番哀愁あってカッコイイです。

HAWAIIAN6 – AN APPLE OF DISCHORD

5. BEAT CRUSADERS / SEXCITE(2002)

BEAT CRUSADERSとは

一度彼等についてはまとめておりますが

1997年にビークル。インディーズでの活動後2003年にヒダカトオル以外全員脱退。メンバーを総入れ替えで2004年にメジャーデビュー。2010年に解散した。

が略歴です。ここでガッツリ紹介していますので良かったらどうぞ。

BEAT CRUSADERSからTHE STARBEMSへの軌跡をおすすめ楽曲とともに振り返る

『SEXITE』はどんなアルバムか

ビークルはインディーズ時代とメジャー時代でメンバーがヒダカトオル以外総入れ替えになっているのですが、これが旧メンバー時代最後のオリジナルアルバムですね。彼等の代表曲がかなり詰まっています。タイトル遊びすぎですけど。

1曲目の『EYES IN THE SKY』からガッツリ持って行かれます。代表曲『imagine?』も収録

Beat Crusaders : WINDOM

6. BACK DROP BOMB / NIPSONG(2003)

BACK DROP BOMBとは

パンク、スカ、レゲエ、ヒップホップなどを融合した楽曲制作をしている。AIR JAMを代表するバンドであり未だに活動中。初期はサックスなども使われていたはず。タカとマサ。マサはボーズなので見た目ですぐわかる。サビを歌うのは タカが比較的多い。とにかくふたりとも声量がありかなり力強いツインボーカルなのが特徴。ライブもすごい迫力。

過去記事のオススメツインボーカルで紹介しました。BRAHMAN同様AIR JAM以降もずっと現役です。


『NIPSONG』はどんなアルバムか

彼等の2nd フル・アルバムです。これまた1stの『MICROMAXIMUM』の方が好きだったりするんですけど爆。

ちょっと2ndから難解な楽曲増えてるんですけど聞くと癖になるようなアルバムです。代表曲でもある『REMIND ME』でマサのお経のようなラップが聞けます(カッコイイよ)。

BACK DROP BOMB「REMIND ME」

7. HOLSTEIN / bandstarter(2003)

HOLSTEINとは

巨乳のクラスメイトがいたことが決めたらしいバンド名のロックバンド。系統としてはHawaiian6に近いと言われることも多いらしいけど。哀愁系ですね。

すごい攻撃的なのに美メロっていう危うさを持ったバンドでした。2010年に解散。


『bandstater』はどんなアルバムか

彼等のデビューアルバム。正確にはミニ・アルバムですね。当時のタワレコのポップにイントロを聞いた瞬間にヤバイって書いてあって「んなアホな。…ヤバイ!」って即買したアルバムです。その楽曲貼っておきます。

Gently the rain sings for me

8. the band apart / K.AND HIS BIKE(2003)

the band apartとは

通称バンアパ。ロックだけでなく数々のジャンルを内包したサウンドが持ち味。そこまで俺は聞いてないんだけど根強いファンが多い。間違いなく美メロ系の先駆者は彼等。


『K.AND HIS BIKE』 はどんなアルバムか

これ1stアルバムなのか、、、。完成度高杉。新人特有の粗さはあまりなく、楽曲も練りこまれておりそしてオシャレです。星に願いをのカバーがシークレットトラックで入っていたはず。

the band apart – when you wish upon a star (pinocchio cover)

9. DOPING PANDA / WE IN MUSIC(2004)

DOPING PANDAとは

初期はパンク調でデジタルロック、ダンスロックと進化しメジャーデビュー。ライブパフォーマンスがすごくてフェスでは満員御礼だったバンドです。

僕自身大好きだったバンドでした。

【名曲】stairs / DOPING PANDA

『WE IN MUSIC』はどんなアルバムか

プロデューサーにスキャフルキングのTGMXがついて放たれた3rd アルバム。そしてインディーズ時代最後のアルバムでもありますね。

キラキラした楽曲が多いんですが、後半の『Turn of the silence 』『Stairs』『One foot out my life』の畳み掛ける感じが最高。これと2ndの『Pink Punk』が彼等の代表作だと思っている。

Doping Panda – Stairs (with lyrics)

10. NOB / colors(2004)

NOBとは

3ピースのロックバンド。Hawaiian6などと交流があり、とんでもなく良いアルバムを出してこれからというタイミングで交通事故でVoが亡くなりそのまま解散した。

後にHawaiian6が『I BELIEVE』というNOBのVoに贈る歌を出している。


『colors』はどんなアルバムか

1stアルバムでラストアルバムになってしまったけど、作品としてはとてつもない名盤だと思う。捨て曲なし。このアルバムのジャケットのようにきれいな楽曲が並ぶ。

NOB – just keep singing along

11. ELLEGARDEN / Pepperoni Quattro(2004)

ELLEGARDENとは

エルレとも呼ばれる4人編成のロックバンド。Hi-STANDARDに嵌った年齢層ではなく、その少し下をごそっと持っていったイメージが有る。昔は実は好きじゃなかった笑。自分の年下が聞くバンドって勝手に思ってて(こういう人多いはず)。

で、解散後に何気に聞いてみたら「あれ?カッコイイじゃん」ってなってアルバムを何枚か聞きました。


『Pepperoni Quattro』はどんなアルバムか

彼等にとって3rdアルバム。ポップパンクって感じなのかな。『Supernova』が彼等の楽曲で一番好きだったりするので必然的にこのアルバムを一番聞いたと思います。

ELLEGARDEN「Supernova」

12. WRONG SCALE / TRIANGLE TO SQUARE(2005)

WRONG SCALEとは

通称ロンスケ。元々は3ピースでツインボーカルというバンド編成で2枚アルバムを出している。3ピース時代はバイオリンを楽曲に盛り込むなど意欲的な曲が多い。

後にボーカルを一人加え4人編成、スリーボーカルに。3ボーカル以降は特に美メロに磨きがかかっており3rd,4thアルバムは完成度が非常に高い。解散するも時々ライブだけはしてるみたい。


『TRIANGLE TO SQUARE』はどんなアルバムか

3人から4人になって最初に出した3rdアルバム。Voも3人になって、2ndまでの楽曲と大きく変わります。

メロディラインが綺麗で、かつVoが3人なのでコーラス・ワークが美しい傑作です。美メロの最高峰アルバムだと思っています。死ぬほど聞いた。ただ、『PHOTO(超名曲よ)』という楽曲だけは3人時代にHOLSTEINと一緒に出したスプリットに収録されている方がカッコイイです。

p.s moved out WRONG SCALE pv

13. Ken Yokoyama / Nothin’ But Sausage(2005)

Ken Yokoyamaとは

言わずと知れたHi-STANDARDのギタリストですよね。至極のメロディメーカーでもあります。というか名プロデューサーでもあるよね、この人。HUSKING BEEのGRIPもそうだし、Hawaiian6のSOULSもそうだし。

そんなKen YokoyamaがHi-STANDARDの活動休止中にはじめたソロ・プロジェクト。


『Nothin’ But Sausage』はどんなアルバムか

Ken Yokoyama名義では2ndアルバム。前作が「ソロ」って感じだったけどこの作品で一気にバンドサウンドに仕上げてきました。このアルバムが一番彼のやりたかったことが出ている気がする。

『Ten Years From Now』がKen Yokoyama名義の楽曲で一番好き。

Ken Yokoyama-Ten Years From Now(OFFICIAL VIDEO)

まとめ:00年代のメロコアの名盤を聴け!

Hi-STANDARDの後にもこんなに良いアルバムあるんだよって言うのを時系列的に書いていって最後がKen Yokoyamaなのが運命めいたものを感じるよね。え、感じない?

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