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中高生ぐらいの年齢の子たちは「コンパ」と聞いて甘美な響きだと思うかもしれない。もちろん私もそうだった。
既婚だから当然ではあるんだけども、そういえばもうずーっとコンパとか行ってないなあ…と自身で体験してきたコンパを思い出しながら心のなかで泣いた。
声なんてかけれねーよ、冬
大学1年生の冬。当時は大学生になれば雨後の筍のように彼女が次々とできるもんだと思っていたしホットドッグプレスに書いてあった気がする。
しかし、現実は非情。彼女が出来ないまま最初の冬を迎えようとしていた。
当時僕には心に想う人がいた。新歓で少し話しただけだけどかわいくてこの子と付き合いたいなーって思ってたけどその後なかなか会うこともなく生協の前ですれ違うも声すらかけれなかった自身に絶望した。
その後風のうわさでその子に彼氏ができたことを聞いた。
変わるなら今しかない。
武者修行
そもそも私は圧倒的に女なれしていなかった。
まずは女性になれること。話せないと始まらない。4月の新歓の前までに鍛えておかねば。ここから怒涛のコンパ祭りが始まった。
女子大、大学内、OL…多い時は月に5回ぐらい。集中的に無理矢理でも女性と話す場所に身をおいた。
武者修行が産んだ歪なプレースタイル
今思うとかなり拙いコンパだった。トイレで作戦タイムとかもないし、途中で席替えとかもあまりなかった。二次会はあったけど持ち帰りなんて都市伝説だった。
そういう環境のせいか自身のコンパは最初に座った席で決まる。
目の前の女の子と2時間一本勝負。目の前の子がかわいかろうが、タイプじゃなかろうが僕の相手はこの子。この子が2時間たった時につまらなかったと思わないように全力を尽くす。他の席に可愛い子がいても我慢し目の前の子。目の前の子、目の前の子。
笑ってもっとbaby むじゃきにon my mind
歪なプレーの果てに…
無理矢理でもこういうことをしていると少なからず女性にはなれてきた。デートに誘ってお付き合いに発展することもあったけど決して長続きはしなかった。1ヶ月もたない。早漏で候。
修行で得た女性なれは歪なプレースタイルとの等価交換だった。
そこで生まれる恋は儚い。