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待ちに待った『FF7Rシリーズ』の第2作である『FF7リバース』。発売日に購入し、たっぷり堪能しクリアまでに3か月かかってしまいました。社会人ゲーマーはちびちび鹿遊べないのが辛いところ…。
前作の『FF7リメイク』からは約4年の歳月がたっておりますが、私が前作遊んだのは去年なので割とすぐ出たような錯覚があります。『FF7リメイク』も面白かった…。
『FINAL FANTASY VII REMAKE』をクリアした感想・本音レビュー!また当然ですがオリジナルの『FF7』も遊んでおります。こちらも昨年再度遊んでいるので、今回の『FF7リバース』を遊ぶにあたりいろいろ感慨深かったです。オリジナル版久しく遊んでいない人はスマホでも遊べるのでやっておいたほうがいいですよ(ただし、めちゃくちゃ古いポリゴンと操作性でびっくりします。当時は実写じゃん…と思ってたはずなんだが…)。
伝説のRPGである原作版『FFVII』をクリアした感想・本音レビュー!ということで待望の『FF7リバース』。まだまだやり残したことはあるのですが、前作『FF7リメイク』から超進化した『FF7リバース』をやっとクリアしたので存分に語らせてくれ。
ネタバレ全開ですので、未プレイの方はブラウザバックしてください。
『FF7リバース』とは?あらすじ、基本情報
タイトル | ファイナルファンタジーVII リバース FINAL FANTASY VII REBIRTH (略称:FFVIIリバース、FF7リバースなど) |
開発元 | スクウェア・エニックス |
発売元 | スクウェア・エニックス |
ジャンル | RPG |
発売日 | 2024年2月29日 |
対応機種 | PlayStaion 5 |
DLC | 未定 |
CERO(年齢制限) | C(15才以上対象) |
人数 | 1人 |
売上本数 | 未公表 |
Award | 未定 |
『FF7リバース』は2024年6月時点で発売本数を公表していませんが、200~250万本程度ではないかと言われております。社長自身も『FF16』『FF7リバース』は発売時期が重なり、売上も期待には届いていないと認めています。
ただ、この売上は予測できたんじゃないかとも思えますね。まず、PS5専売ということ。また、2部作目ということ。前作『FF7リメイク』のクリア率は50%程度と聞いたことがあるので、500万本の半数と考えると妥当かもしれません。
ただ、純粋にゲーム内容を見ると「もっと売れていいだろ」と思いますね。
『FF7リバース』のストーリーや世界観を評価・感想!良かった点、悪かった点
『FF7Rシリーズ』3部作のなかでの2部作目。原作版ではミッドガル脱出後から忘らるる都までを描いたのが本作『FF7リバース』です。つまり、エアリス死亡までを描くということで、原作派も改変派もプレイしながら(エアリスは生存するのだろうか…)を常に頭の片隅置いていたはずです。前作から散々匂わせていましたからね。
プレイ開始した瞬間からぶっ飛びましたね。「え、ザックス出てきた…。ええー、ザックス操作から始まるの???まじ?????」と…。事前に『クライシスコアリユニオン』を遊んでいた私完全に涙目です。
基本的なストーリーは原作準拠でしたね。唯一カットされたのが「ロケット村」でしょうか。ロケット村行く前にシドが普通に仲間になったので今後どうなるかわかりませんが、シドについてはまだまだ全然語られていないので第3部でやるんじゃないかなと思いますね。
また、本作はサイドストーリーがかなり充実していました。キャラクターの深堀や関係性の強化、エンシェントマターをめぐりギルガメッシュと戦ったり、世界観を掘り下げたり(ジュノンとかウータイとかかなり重要になっているのが分かります)。
『FF7』発売後、様々なスピンオフや続編で描かれた事柄や各種設定を取り込んでかなり進化したといのがわかります。
そして、みんな気になるエアリスのラスト。こちらは後程の考察で解説できればと思います。
『FF7リバース』のキャラクターを評価・感想!良かった点、悪かった点
日本の全RPGの中で主人公パーティーも敵もわき役も含めて最も魅力的で知名度が高いのは『FF7』だと個人的に思っているのですが『FF7リバース』を経てより強固になりました。本当に魅力的すぎる。
今回特によかったのは「プレイアブルキャラ」の多さとその特徴です。メインで5人+1匹+1体使うことができるだけでなくザックスもセフィロスも限定的ではありますがプレイすることができます。ヴィンセントとシドは次回まで使えないようですが、あわよくばDLCとかでプレイしたい…。ウータイとかロケット村だけDLCにしてくれないだろうか…。
また、それぞれのキャラクターを深堀するエピソードが多数あるのでより愛着が沸きます。
ただ、唯一キャラクター部分で気に入らないのが、コスモキャニオンでのエピソード。ティファとエアリスが自身のことを語るシーンがあるのですが、めちゃくちゃ宗教っぽい。怪しいセミナーみたいであの部分だけはまじで微妙でした。
『FF7リバース』のゲームシステム(戦闘、探索など)を評価・感想!良かった点、悪かった点
最も前作『FF7リメイク』から進化したのが戦闘・探索などのゲームシステムでしょう。めちゃくちゃ進化したといってよいです。
まず、戦闘面。仲間との連携機能の強化とガード・回避などが使いやすくなり、マテリアの種類も増え戦闘の幅がかなり広がりましたね。ただ、前作にも言えたことなのですがかなり難しいです。
この戦闘の難しさは、『FF7リバース』の販売が思ったほど振るわない理由のひとつでもあると思います。基本的におもしろいんだけど、モーションとか見えない、分かりづらいなどで理不尽に負けるケースも多く時々かなりイライラさせられました。オーディーンとか、地中に潜るやつとか、ルーファウスとかルーファウスとかルーファウスとか…。
また、マテリアの付け替えが本当にめんどくさい。これだけの数を管理するならプリセット機能絶対いるだろ…。至急アップデートしてほしい。さらにいうと戦闘中にマテリアの付け替えをできるようにしてほしい…。ラスボス戦とか詰むかと思いました。
そして、探索!!素晴らしかったです。『ゼルダ』遊んでるかのような気分になりました。前作の一本道からここまでの広大な世界をオープンワールドで遊べるのかかなり感動しましたね。寄り道やサイドコンテンツに夢中になりなかなかストーリーが進まなかったぐらいです。
最後にミニゲームについて。ミニゲームの数めちゃくちゃ増えてて原作を彷彿とさせました。ただ、重要なアイテムやサブクエに絡んでくる割にはクソゲーすぎる…。全然遊びたいわけじゃないのに、やらざるを得ないのが本当につらかった。ピアノとカードはよかったんですが、それ以外は本当に苦痛でしたね。3Dバトラー、サボテンノック、チョコボが空飛ぶやつ…はクソ。
『FF7リバース』の映像・音楽を評価・感想!良かった点、悪かった点
グラフィック、特にムービーは最高峰の出来だったと思います。フィールドを歩いているときのクラウドの顔が少し怖いこともありましたがゲームとしては最高峰でしょう。
音楽も超良かったです。相変わらずというか、『FF7』の音楽は耳に残るものが多く本作でも聞けて嬉しかったです。ピアノのミニゲームもあるのでなおさら音楽に愛着沸きますね。特に「おぉー」と思ったのは、シスネが出てきた時に『クライシスコア』のテーマ曲が流れてきたところですね。めちゃくちゃテンション上がりました。
『FF7リバース』の総合評価まとめ
前作唯一不満だった探索用が改善され、ハッキリ言って「神ゲー」になったと思います。ミニゲームのクソさには目をつぶりましょう。
ただし、戦闘はかなり難しいので途中であきらめる人がいても全然不思議ではない。
『FF7リバース』のDLCはどうなるのか?
2024年6月現在『FF7リバース』のDLCはまだ発表されていません。前作ではユフィを主人公にしたDLCが作られ、オリジナル版では深堀されなかったユフィを掘り下げてくれました。このユフィ編を遊んでいるかどうかで『FF7リバース』におけるユフィの印象ガラッと変わると思います。
で、本作のDLCですが、もし発売されるとしたらザックスを主人公にしたエピソードが描かれるんじゃないかなと思っています。パラレルの世界にいるザックスですが、このザックスがいちばん動かしやすい。というか、ザックスあれだけ戦闘システム作られているのにラスボス戦しか戦わないなんてもったいないし。
ということで、ザックスがミッドガルで「なんでも屋」とかしながら、世界の謎にちょっとだけ迫るDLCが出ると予想します。
『FF7R』3作目に向けた考察
『FF7リメイク』で出てきた謎が『FF7リバース』で解決する…と思いきや逆に謎があふれ出まくっていますのでネタバレ全開で考察していきます。
1. 結局エアリスは生存したのか、死んだのか?
『FF7』がリメイクされるにあたりみんなが思った「エアリスは生存するのか?」という疑問。本作が「忘らるる都」までということで否が応でもそのシーンが描かれるわけです。
私の予想はセフィロスの凶刃を別の世界からザックスが阻止する…というものでした。妄想ともいう。もし、そうなったら絶頂不可避だったんですが予想は見事に外れましたね。
このシーンは、意識混濁したクラウドがセフィロスの正宗をはじきます。この時の私は「おおー!!!生存ルートキターーーー」となったのですが、次のシーンでエアリスが血を流して倒れておりラストバトルスタートとなりました。
結局、『FF7リバース』では生死不明というか、ルートが分岐したというかあいまいな形で3作目に謎を残したような形になりましたね。
私は3作目ではエアリスとザックスがライフストリーム側の世界で冒険するのではないかと思います。もともと原作版でも裏ストーリーがあったエアリス。『星を巡る乙女』という外伝小説でエアリスはライフストリームの中で作中で死んだ人物達と再会し、メテオを止めるために奮闘します。
この物語をベースにエアリスがザックスやウェッジ、ジェシー、ビッグスたちと冒険するんじゃないかなと思います。そして、その世界の影響でクラウド達がいる世界が救われる…のではないかと思うってるんですが、どうなりますかねぇ。
2. ザックスはなんだったのか?
前作で生まれた世界線において生存したザックス。『FF7リバース』におけるザックスの役割は複数に存在し失われていく世界の象徴のような存在でした。
伝説の始まり『CRISIS CORE -FINAL FANTASY VII- REUNION』をクリアした感想・本音レビュー!一方で、クラウドがいる世界線でのザックスがどうなったのかは依然謎です。クラウドが途中で思い出して、川に流されて死亡するザックスを思い出しますが、あれはジェノバが作り出した作られた記憶でしょう。そこでザックスが死んでしまうと魔魔晄中毒のクラウドを神羅屋敷から助け出し、バスターソードを渡すことができないので。
原作通りの展開なのか、もうひとひねりあるのか気になりますが、次回作ではおそらくエアリスと合流しライフストリームの世界を冒険するメインアタッカーになるはずです。
それが一番『アドベントチルドレン』の世界線につながる動きっぽいしね。『FF7 AC』ではピンチのクラウドをエアリスとザックスがライフストリームの世界からサポートするような描写が描かれているので多分そうなるはず…。
ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレンを見た感想!FF7の公式続編3. クラウドは一体どうなるのか?
物語の中盤から後半にかけてジェノヴァ細胞の影響でセフィロスに操られ頭がおかしくなっていたクラウド。後半はある意味クラウドがラスボスなんじゃないかというぐらいサイコ野郎になってしまいます。
本作のクラウドは基本的にストーリー中頭おかしいので好感度クソ低いですね。足引っ張りまくり。しかも無駄に強いから手に負えないという…。
そんなクラウドに残された大きな謎は以下でしょう。
- ニブルヘイムで一体何があったのか(原作通りなのか)
- クラウドだけエアリスと世界の裂け目が見えるようになっているのは何故か
- 黒マテリアをバスターソードに取り込んだのは何故か
- 体験していない記憶がフラッシュバックするのは何故か
原作では一般兵だったことが発覚したクラウド。原作のままなのか、もっと新たな謎があるのか楽しみです。
4. ウータイ関連のエピソードはどうなるのか?
本作で伏線をばらまきまくったのがグレンおよびウータイでしょう。スフール総督の詳細は不明だし、グレンもセフィロスになるし(セフィロスコピーなのか?)で全然わかりません。
スフール総督はルーファウス説もありますね。その場合はこの戦争は自作自演になるのか…。インターグレードで出てきたネロやヴァイスも本作では絡んでいないですし、全然情報がないですが3作目はガッツリストーリーの真ん中に配置されると思います。
5. 残っているエピソードは?
『FF7リバース』はかなりのボリュームでしたが、原作でいうところの半分ぐらいですね。まだまだ多くのエピソードが残っています。これを消化しようとすると本作以上のボリュームになりそう…。
残っている主なエピソードは以下。
- 北の大地で黒マテリアをセフィロスに奪われメテオが発動→クラウドの離脱
- 神羅に囚われハイウインドでの脱出
- クラウドの捜索→ティファの離脱
- クラウドとティファの過去の真相→クラウドの復活
- ウータイ関連(コルネオとの決着)
- ヒュージマテリア争奪戦(ロケット村、コレル、海底魔晄炉、コンドル)
- ミッドガルへの再潜入
- 大空洞でのラストバトル
- ヴィンセントの過去(ルクレツィア、北条)
- エアリスの過去(ガスト博士、イファルナ)
などなど。フィールドもハイウインドを手に入れての空だけでなく潜水艦を使った海底まであります。恐ろしい規模で世界が広がります。
『FF7リバース』のおすすめ実況動画を紹介
『FF7リバース』は攻略系、実況系多数。私も複数の実況を視聴しています。
牛沢
『FF7』の実況に定評のある牛沢。本作もキレキレです。
大空スバル
色々と勘が良いVチューバ―。この人の『原作FF7』『クライシスコア』も併せて視聴したい。
『FF7リバース』をクリアした感想まとめ
ということで『FF7リバース』最高でした。クリアしましたがまだまだ遊ぶと思います。そして、あらためて『原作FF7』『クライシスコア』『FF7 AC』『FF7 EC』を履修しておいてよかったですね。これ履修しているかどうかで印象全然変わると思います。
3作目がでるのは3年後ぐらいでしょうかね。それまでに小説等の関連作品も網羅しておこうと思います。
[出典]