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「週刊少年ジャンプ」「週刊少年サンデー」「週刊少年マガジン」は少年誌を代表する3誌であるのは周知のことだが、これら3誌に続く少年誌と言えば間違いなく「週刊少年チャンピオン」でしょう。
他3誌と比べて、ややアクが強い作品が多く、自由な作風の漫画が読めると言われています。少年誌でありながらもややアングラな作品やセクシー目な作品も多く、私の中では青年誌と少年誌のちょうど真ん中あたりにある雑誌というような位置づけで読んでいる。
「少年チャンピオン」とは?その歴史を紹介。
「週刊少年チャンピオン」は1969年に創刊し、翌1970年から週刊化。かれこれ60年以上の歴史を持つ老舗の少年誌である。他の少年誌と異なり、新人用の増刊はなく、本誌内で短期連載や読み切りなどが多数掲載される。また、打ち切り作品に厳しく単行本化されなかったり、最終巻まで発売されないことも…。
「週刊少年チャンピオン」のいわゆる黄金期は1977年ごろでこの頃には200万部の発行部数で一時ジャンプを抜いてトップに立ったことも。しかし、1980年ごろから部数としては低迷していく。
その後、不良系の作品が人気になり熱い策粉が多くなった中、1990年代に『浦安鉄筋家族』『グラップラー刃牙』といった看板作品が登場。以降シリーズとして30年近く看板作品として誌面を背負うことになる。
2000年代には大幅な紙面改革がなされアニメ化やドラマ化など多くの作品が世に送り込まれるようなった。
おすすめチャンピオン漫画10選
「週刊少年チャンピオン」「月刊少年チャンピオン」の作品の中からおすすめ作品を紹介(随時更新中)。
1. グラップラー刃牙 / 板垣恵介(シリーズ連載中)
格闘技漫画のレジェンド!世界最強の親子喧嘩を刮目せよ
東京ドームの地下5階で繰り広げられる裏格闘技の王者はなんと高校生の範馬刃牙。刃牙は地上最強の生物と呼ばれる父親を超えるために強敵たちと日夜戦い続ける…という格闘技漫画が「刃牙シリーズ」です。
「男なら誰もが一度夢見る世界最強」というフレーズを旗頭に、地上最強に燃える猛者たちが次々と現れる群像劇でもあります。特にあらゆる格闘技の達人たちが集められて繰り広げられた最強トーナメントは格闘技漫画の歴史における伝説的な大会になりました。主人公だけでなく全試合ち密に描かれている今大会にインスパイヤされている作品は多数。連載当時は漫画の中の戦いなので「どっちが勝つのか?」と議論になったものです。
ただし、直近のシリーズは残念ながら迷走気味。原点回帰してほしいものです。
- グラップラー刃牙:全42巻(少年時代~最強トーナメント)
- グラップラー刃牙 外伝:全1巻(猪狩vs鳥羽)
- バキ:全31巻(最凶死刑囚~中国大擂台賽など)
- バキ特別編SAGA:全1巻(全編SEX)
- 範馬刃牙:全37巻(最強親子喧嘩、ピクルなど)
- 刃牙道:全22巻(宮本武蔵編)
- バキ道:連載中(相撲編)
2. クローズ / 高橋ヒロシ(完結 / 全26巻)
最強ではなく最高!男たちのかっこよさに惚れる作品
生徒のほとんどがヤンキーという鈴蘭高校に転入してきた坊屋春道。降りかかる火の粉を払ううちにより多くの抗争に巻き込まれていく…というような作品。
クローズがこれまでのヤンキー漫画と違って画期的なのは「世代交代」の描き方のうまさです。
99%のヤンキー漫画は主人公とその仲間たちの卒業までを描くような作品ですよね。クローズはそこにしっかりと次の世代の成長を見せてくれるわけです。生意気だった新入生が3年になった時には迫力満点の顔役になってるわけですよ。
リアルだと当たり前なんですけど漫画で世代交代をここまでかけてるのは本当にすごい。
3. WORST / 高橋ヒロシ(完結 / 全34巻)
クローズから2年後。鈴蘭の番長を目指す月島花の活躍を描く
携帯の電波も届かないような圏外から来た男・月島花が下宿先の仲間とともに史上初の鈴蘭制覇に乗り出す…という話。
クローズの世界の2年後を描いており、前作のキャラクターや外伝のキャラクターもどんどん出てきます。ただし春道は出てこない。それがよい。
クローズ同様世代交代の進め方が本当にうまい。クローズでは1年生だったゼットンたちが3年になってどう卒業していくか…そして1年だった花たちがどう成長していくかがかなりおもしろいです。
また、前作から人気のあった武装戦線もよりクローズアップされております。
4. 弱虫ペダル / 渡辺航(連載中)
ママチャリから始まる青春・ロードレースの巨編
往復90kmもなんのその。ママチャリで秋葉に通い続ける小野田坂道がひょんなことからロードレースを始めることに。
自転車を題材にしたちょっと珍しい少年漫画。登場人物も多く、そして魅力的なためファンも多数。一途な主人公、それを支えるチームメートとの友情、強力なライバルなど超横道な少年漫画的な展開が魅力。
アニメ、舞台化など漫画の枠を超えて愛される作品。
5. もういっぽん!/ 村岡ユウ(連載中)
JK達の熱い青春柔道ライフを堪能せよ!
底抜けに明るく前向きな性なくの未知、親友で責任感の鬼である早苗、柔道はうまいけど大人しい永遠、成績&運動神経抜群の初心者である南雲。個性的な4人が繰り広げる超リスペクトの熱い青春柔道漫画が『もういっぽん!』です。
登場人物みんな女子高生。にも関わらずまったくエロくなく、女子高生の友情&青春光線でバチコンやられること間違いなしの傑作。ライバルチームもみんないい娘すぎて全員を応援したくなる。
個人的に一番好きなのは南雲。常に自信家で剣道では全国大会にいくような腕前なのにみんなと一緒に頑張りたいという理由で柔道に。この子が本当にいいスパイスになってるので是非実際手に取って読んでほしい。
アオハルかよ!おすすめ女子高生漫画を読んで無敵成分を摂取せよ6. セトウツミ / 此元和津也(完結 / 全8巻)
なにか夢中になるのだけが青春じゃない。川原でだべるだけの放課後がなんでこんなにおもしろいのか?
川辺で毎日1時間半の暇つぶしをする瀬戸と内海。少しあほで能天気な瀬戸と頭の回転が異常に早い内海の放課後トーク。
舞台でいうところの密室劇に近い(密室じゃないけど)。基本的に瀬戸と内海の会話だけで物語が進みます。とにかく軽快にトークが進むのでできのよい漫談を見てるようです。少しずつこの二人のトークにゲストのようにクラスメートや家族が加わりつつも場所は河原で固定。トークだけです。
7巻までならよくできたギャグ漫画なんだけど、最終巻でガラガラっと印象が変わります。一つ一つのギャグも伏線になっておりグワーッって心を持っていかれます。
1話1話の完成度の高さが異常。軽快なトークで物語が進む新感覚青春漫画です。
7. ハリガネサービス / 荒達哉(完結 / シリーズ合計48巻)
意外と少ない?超人たちのバレーボール
何とも言えない雰囲気の絵が魅力でもあるハリガネサービス。テニス漫画でいうところの『テニスの王子様』、バスケ漫画でいうところの『黒子のバスケ』枠に該当する作品。テニヌ、バヌケに対抗してバヌー漫画というところでしょうか。
異常な確率でサービスエースを獲りまくる主人公や絶対にブロックされないアタッカーなどいい感じにぶっ飛んでいます。実はバレー漫画は現実路線の作品が多くこういう超人系の作品は珍しいんです(今回のラインナップでも唯一)。
とはいえスポーツ漫画としての熱さは十分ありますので要チェックです。
8. フルアヘッド!ココ / 米原秀幸(完結 / 全29巻)
伝説のファルコン文明を追う傑作冒険漫画
失われた伝説のファルコン文明を追い求めるキャプテン・バーツ率いる海賊スイートマドンナ。港町イノガスイーダで孤児だったココを仲間にし海に出るという物語。
個人的には『ワンピース』『ヴィンランド・サガ』とならぶ三大海賊漫画のひとつ。ヨーロッパの大航海時代をモチーフにし、古代文明や動力石、化獣と呼ばれる武器になる動物、巨獣と呼ばれる巨大な怪物などが登場。
『天空の城ラピュタ』『ふしぎの海のナディア』など好きならおすすめ。『ワンピース』より冒険色が強い海賊漫画でかなりおすすめ。
- フルアヘッド!ココ:全29巻+番外編1巻
- サンセットローズ:全8巻。本編の世界の8年後を描く。
- フルアヘッド!ココ ゼルヴァンス』:全15巻。ここの青年期を描く。
9. クローバー / 平川哲弘(完結 / 全43巻)
サクサク読める不良少年ケンカバトル友情漫画
小学校時代の親友であるハヤトとトモキとケンジが高校時代に再開する…というところから物語が始まります。あとはヤンキー漫画おなじみのトラブル→喧嘩…といういわゆる一般的なヤンキー漫画。
ハヤト、トモキ、ケンジの悪いやつじゃないけど周りと馴染めない感じとか結構丁寧に描かれています。また中盤以降はどんどん主役級のキャラが増えていくのが熱い。また、女子も出るのでクローズやワーストとの違い。
10. ANGEL VOICE / 古谷野孝雄(完結 / 全40巻)
喧嘩最強の不良集団が一人の少女との約束のために走って走る最も泣けるサッカー漫画
喧嘩だったらレアルマドリードにも圧勝できると言われる喧嘩最強の不良集団が監督・黒木の熱血指導のもと一人また一人とサッカーを始める。血の気の多い悪ガキとそれらを一心に支えるマネージャーの物語。
全40巻。非常に丁寧に丁寧に描いた作品です。不良どもが少しずつ集まってチームができる序盤、サッカーにのめり込み成長していく中盤、そしてクライマックス。絵も見やすく展開もよい。サッカーの試合展開としても、人間関係としてもめちゃくちゃ泣ける。
『少年チャンピオン』作品を読めるマンガアプリは?
実は少年チャンピオンおよび秋田書店は自社の公式アプリをリリースしておらず、様々なマンガアプリに作品を提供しています。
おすすめのマンガアプリを紹介中!
その中でもチャンピオン漫画を多く読めるマンガアプリを2つピックアップ。
まずはピッコマ。ピッコマはチャンピオンだけでなく数多くの出版社の作品が読めますが、チャンピオン探偵で読める作品数はピカイチでしょう。
ピッコマ歴6年が教えるおすすめ漫画と安全でお得に読み進める裏ワザそしてマンガBANG!。取り扱い作品数自体は多くないですが、最終話まで全話イッキ読みできるので私は重宝しています。
マンガBANG!を9年使って分かった有名おすすめ漫画と全話無料で読む方法まとめ
チャンピオンの作品はもっと紹介したいので随時更新していきます。
[出典]