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大学に入学し夏休みが近くなると構内でバイト募集のビラとか配っているものでした。九州の田舎だとね、バイトって居酒屋とかスーパーとかしないんですけどやっぱり東京はスゴい。
ーーーーーコンサートスタッフ募集!!!日給1万円
コンサート!
当時の僕はいわゆるプロのライブは見たことなかった。ライブを見ながら1万円もらえる。東京すげえ!さすが大都会!
コンサートスタッフをやってみることを決断するのに時間はかからなかった。
ビジュアル系ロックバンドのコンサートに招集されるの巻
10年以上前のことなのであまり詳しく覚えていないが横浜アリーナあたりの大きな箱でビジュアル系ロックバンドのLIVEがあるとのことだった。
その設営と警備。これが今回のミッション。
だっさい制服を来て設営をし、本番の警備に備えた。
その日のLIVEの主役はDIR EN GREY。
DIR EN GREYとは日本を始め世界各国で活動し、アルバム『UROBOROS』は世界17ヵ国で同時期発売され、米ビルボード誌のTop Heatseekersチャートでは1位を、Top Independent Albumsチャートで9位をそれぞれ記録している。ライヴ活動も各国で積極的に行っており、南米を含む全米からヨーロッパ、アジア、オーストラリアまで計30カ国で公演を行っている(2014年現在)。
日本を代表するビジュアル系ロックバンド。
ただ、、、1曲も聞いたことなかったしそもそもビジュアル系全然聞いたことなかった。ただ名前は聞いたことあったしちょっと楽しみだった。
会場には柵がいっぱいおっぱい
会場は以下のような感じ。
下手くそな絵で申し訳ないです。こんな感じで柵がいっぱいあってそれぞれに100人ぐらいのオーディエンスが割り振られています。この柵高さも結構あります。
この柵の前に僕は立っていたわけです。ステージは結構近かったですね。
柵の中にすし詰めされる観客。柵というか檻に見える。始まる前から熱気がすごい。観客の熱が上がっていくにつれ冷めていく僕のテンション。
いったい・・・何が起きるんだ????
LIVE開始
メンバーが登場し曲がスタートすると同時にボルテージは最高潮に。
そして僕の目に映ったのは一心不乱にヘッドバンキングをするオーディエンスの姿だった。
もう一心不乱。ブンブンブン!
ええ???
えええええ?????
ブンブンブン!
ブンブンブン!
DIR EN GREYとオーディエンスの熱狂に対し戸惑うバイトのスタッフ。
冷静と情熱のあいだ
あ、これ来ちゃいけなかったやつだ。
気づいた時には時すでに遅し。
漁業開始
LIVEが盛り上がってくると僕らがやることは漁業だった。
人の頭の上を泳いでくるダイバー達。
柵を超えて頭から落ちないように抱きかかえゆっくり降ろす。
ダイバーも「うおおおおおおお」って感じで泳いでくるんだけど、抱きかかえられると「あ、ども」みたいな感じになって気まずい。そしてまた柵の一番後ろに戻り泳いでくる。
泳いでくるバカを受け止め、ゆっくりおろす。この繰り返し。
DIR EN GREYも「お前らそんなもんかよ—-!!!」と煽る。
正直「煽るなクソが!」と思っていたけど、もうそれどこじゃない。
次々と柵の上に現れるダイバーを受け止めるのに精一杯だったからだ。
重い。
なんというか、そもそも興味のないバンドだったせいでこの熱狂が理解できないし、どんどん真顔になっていく自分がわかる。
1万円じゃ割にあわねえ。
まとめ
好きなバンドならいざしらず、興味のないバンドだとひたすら真顔になるので要注意。疎外感が凄い。
仕事自体もそんなに面白く無いので自分の興味のあるイベンドの場合のみどうぞ。
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