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ブリスベン国際で見事優勝した錦織圭の第2戦は4大大会の一つである全豪オープンです。全豪オープンテニス2019のドロー・試合結果・放送情報をまとめていきます。
【錦織圭優勝】ブリスベン国際テニス2019のドロー・試合結果・放送情報まとめ | ATP250
情報が確定次第どんどん更新していきます。
【ニュース】全豪オープンテニス2019で起きた大きなトピックス
今大会で起きた大きなニュースをまとめていきます。
【大会前】元世界1位アンディ・マレーが今季限りでの引退を発表(2019/01/11)
.@andy_murray says the #AusOpen could be his last tournament.
➡️ https://t.co/AfK7bzwtka#ATP pic.twitter.com/xIPPcpu6q1
— ATP Tour (@ATP_Tour) January 11, 2019
世界中に衝撃を与えたのがこのニュース。私もショックで正直まだ感想がまとまっていません。BIG4の一角であり2016年に圧倒的な強さで世界1位になったアンディ・マレーが今季限りの引退を発表しました。BIG4の中では最年少。ある意味BIG4最大の被害者とでもいうべきマレー。何度も錦織を阻んできた超えるべき壁でもありました。
2017年後半から怪我から離脱。ようやく復帰するのか…と思ったところでのこの発表。テニスファン、テニス選手ともに大きな衝撃を与えております。ジョコビッチとドロー前に公式練習をし負けたのも引退をすると知った今は意味があったのかもと勘ぐってしまいますね。
アンディ・マレー引退 | 選手たちからのコメントとともにマレーという選手を振り返る
全豪オープンテニス1日目の大きな出来事(2019/01/14)
The Day 1 highlight reel delivered the goods 🙌 What was your favourite shot? #AusOpen pic.twitter.com/4fiLK5bwEd
— #AusOpen (@AustralianOpen) 2019年1月14日
① アンディ・マレー4時間を超える熱戦の末に初戦敗退
初日のハイライトは間違いなくマレーの闘志あふれる試合でしょう。どう見ても本調子ではないマレーが好調のバウディスタ・アグートとフルセットにもつれ込む試合を展開しました。4セット目を取った時の会場の揺れはとてつもなく感動の渦に包みこまれました。
またAO運営がフライングして選手たちからマレー引退のムービーを持ってきましたが、マレー自身が「手術をして戻ってくるかも」と発言してしらけるという一面も。マレーさん、全英スキップで手術して来年戻ってきてくれ。あなたの試合は最高だから。
② イズナーのシードダウンとベルディヒの復活
初日一番のシードダウンは第9シードのイズナーが同じくアメリカのオペルカのビッグサーバー対決で敗退。それぞれ40本以上のサービスエースを決める試合だった模様です。また長くトップ10で活躍していたベルディヒが怪我から復活。対戦相手をベーグルで圧倒して1回戦を突破しました。
全豪オープンテニス2日目の大きな出来事(2019/01/15)
2日目は錦織の初戦でした。まさかの2セットダウンからぎりぎり生き残った錦織。2回戦での挽回が求まれます(詳細)。また太郎も相手にの棄権があったとはいえ全豪2回戦進出です。
全豪オープンテニス3日目の大きな出来事(2019/01/16)
3日目。2回戦が始まったこの日はフェデラーの20年連続3回戦進出、ベルディヒの復活もありました1番の出来事はアンダーソンでしょう。
第5シードのアンダーソンがティアフォーに敗れるという波乱。アンダーソンはいつも通り敗退後にティアフォーへの賛辞をツイートしていました。どんだけいい人やねん。
全豪オープンテニス4日目の大きな出来事(2019/01/17)
4日目。錦織の2回戦は大先生との対決でした。最強ビッグサーバーを相手にフルセットタイブレークまでもつれる接戦。なんども負けそうになりながらのハクスイの勝利をつかみました。
またティームが体調不良で棄権。チョン・ヒョンも負けてしまい大きな失効が出てしまいました。
全豪オープンテニス5日目の大きな出来事(2019/01/18)
5日目は波乱なく進行。シード勢が安定して勝ち上がりました。
全豪オープンテニス6日目の大きな出来事(2019/01/19)
錦織3回戦のソウザ戦。久しぶりのストローク戦は予想通りに錦織のストレート勝ち。4回戦へ進出です。
全豪オープンテニス7日目の大きな出来事(2019/01/20)
大会一の大波乱。ベビーフェデラーともいわれる期待の若手チチパスがあこがれの選手でもあり伝説のBIG4ロジャー・フェデラーを打ち負かしQFへと進出しました。3連覇に向けて戦っていたフェデラー自身もとてもがっかりしていました。
しかし、フェデラーをこれで終わったというのは違うと思います。まだまだ高い壁として君臨するでしょう。ちなみに大きくポイントを失効したフェデラーはクレーシーズンへの参加を表明しました。
全豪オープンテニス8日目の大きな出来事(2019/01/21)
錦織は4回戦のカレーニョブスタ戦。非常にレベルの高いマラソンマッチで5時間を超える死闘を制したの錦織。あらためて今年の充実度を見ることができました。
もう一つの4回戦はサーシャとラオニッチ。グランドスラムで勝てないサーシャはこの日もラオニッチを前に自滅。盛大なラケット虐待を見せてくれました汗。
https://twitter.com/doublefault28/status/1087204110078803969
全豪オープンテニス9日目の大きな出来事(2019/01/22)
フェデラーを倒して勢いに乗るチチパス。そしてマレー、チリッチを倒してる絶好調のRBAの激突はチチパスに軍配。SFへ進出です。
全豪オープンテニス10日目の大きな出来事(2019/01/23)
錦織とジョコビッチのQFは残念ながら錦織の棄権負け…。マラソンマッチの影響は予想以上に大きかったようです。
全豪オープンテニス11日目の大きな出来事(2019/01/24)
今大会絶好調のナダル、そしてフェデラーとアグーを抜いて若手いちばんの活躍を見せるチチパスがSFで激突。しかし、過去にフェデラーを倒しまくってきたナダルはチチパスをボッコボコにします。ナダルが勝つとは思っていましたがベーグルを焼くとは…しかし、チチパスはまさに躍進の大会。今年中にトップ10に入ってくるでしょうね。
全豪オープンテニス12日目の大きな出来事(2019/01/25)
男子のもう一つのSF。錦織戦でエネルギー満タンのジョコビッチとラオニッチを倒して上がってきたプイユの初対決。こちらもナダルとチチパス戦同様にBIG4が格の違いを見せつける展開に。6-0、6-2、6-2というまさに虐殺ともいうべきスコアでジョコビッチの圧勝。
全豪オープン2019の決勝はナダルとジョコビッチのBIG4同士の対決が決まりました。
全豪オープンテニス13日目の大きな出来事(2019/01/26)
13日目は女子の決勝です。アジア人初の世界一+グランドスラム連覇を狙う大坂なおみと怪我から驚異のカムバックをしたクビトバ。どちらも応援したくなる決勝は最高の試合となりました。
第1セットをタイブレでとった大阪は2セット目もリード。3チャンピオンシップを迎えるも(すでに勝ったと勘違いしてしまった)と大坂自身が言うようにクビトバに逆転され第2セットを落とします。このクビトバは恐るべし精神力と言っていいでしょう。
「自分は今世界一強い人と戦っている」と気を引き締めなおした大坂は第3セットを何とか奪い優勝。日本人初の世界ランク1位、グランドスラム連覇の偉業を達成しました。
本当にすごすぎて言葉にならないですね。文句なしの世界一位。おめでとう。
全豪オープンテニス14日目の大きな出来事(2019/01/27)
男子決勝はBIG4同士であるジョコビッチとナダルの対決。ナダルが勝てば2度目のゴールデングランドスラムの達成、ジョコビッチは勝てば全豪7冠+WBから続くグランドスラムの3連続優勝とどちらが勝っても記録づくめの試合。
しかし、大方の予想に反してまさかのジョコビッチの圧勝。ここまで抜群の強さを誇ったナダルも怪我明けであったこともあり絶好調のジョコビッチにはかないませんでした。全仏でナダルがリベンジするのか?それともクレーを得意とするナダルをジョコビッチが再度倒すのか…楽しみです(錦織もくいこんでほしい)。
【大会情報】全豪オープンテニス2019(Australian Open)
大会名 | 全豪オープンテニス(Australian Open) |
グレード | グランドスラム |
日程 | 2019年1月14日~2019年1月27日 |
開催地 | オーストラリア / メルボルン |
会場 | メルボルンパーク |
コート | ハードコート / 屋外 |
ドロー | シングルス:128 / ダブルス:64 |
賞金 | A$29,687,000 (約22億3,690万円) |
時差 | 日本が2時間遅れ(サマータイム) |
全豪オープンテニス2019 : 獲得ポイントと賞金
ラウンド | ポイント | 賞金 |
優勝 | 2,000 | A$4,100,000 |
準優勝 | 1,200 | A$2,050,000 |
SF | 720 | A$920,000 |
QF | 360 | A$460,000 |
4回戦 | 180 | A$460,000 |
3回戦 | 90 | A$155,000 |
2回戦 | 45 | A$105,000 |
1回戦 | 10 | A$75,000 |
全豪オープンテニス2019のスケジュール /トーナメント / 出場選手
大会の日程や参加選手、トーナメントまとめ。
スケジュール
男子のスケジュールです。本戦は1/14からスタート。錦織の初戦は1/15(火)です。
日付 | ラウンド |
1/14(月) | 1回戦 |
1/15(火) | 1回戦 |
1/16(水) | 2回戦 |
1/17(木) | 2回戦 |
1/18(金) | 3回戦 |
1/19(土) | 3回戦 |
1/20(日) | 4回戦 |
1/21(月) | 4回戦 |
1/22(火) | QF |
1/23(水) | QF |
1/24(木) | SF |
1/25(金) | SF |
1/26(土) | (女子F) |
1/27(日) | F |
トーナメント表
錦織圭はQFでジョコビッチと当たるトップシードの山に入ってしまいました(またか…)。決勝連敗記録をブリスベンで止めたのでこの勢いに乗って対ジョコビッチ戦の連敗を止めてほしいです。
出場選手(シード選手)
シード | RANK | 選手名 |
1 | 1位 | ノバク・ジョコビッチ |
2 | 2位 | ラファエル・ナダル |
3 | 3位 | ロジャー・フェデラー |
4 | 4位 | アレクサンダー・ズベレフ |
5 | 6位 | ケビン・アンダーソン |
6 | 7位 | マリン・チリッチ |
7 | 8位 | ドミニク・ティーム |
8 | 9位 | 錦織 圭 |
9 | 10位 | ジョン・イズナー |
10 | 11位 | カレン・ハチャノフ |
11 | 12位 | ボルナ・チョリッチ |
12 | 13位 | ファビオ・フォニーニ |
13 | 14位 | カイル・エドマンド |
14 | 15位 | ステファノス・チチパス |
15 | 16位 | ダニール・メドベージェフ |
16 | 17位 | ミロシュ・ラオニッチ |
17 | 18位 | マルコ・チェッキナート |
18 | 19位 | ディエゴ・シュワルツマン |
19 | 20位 | ニコロズ・バシラシビリ |
20 | 21位 | グリゴール・ディミトロフ |
21 | 22位 | ダビド・ゴファン |
22 | 23位 | ロベルト・バウティスタ アグート |
23 | 24位 | パブロ・カレーニョ ブスタ |
24 | 25位 | チョン・ヒョン |
25 | 27位 | デニス・シャポバロフ |
26 | 28位 | フェルナンド・ベルダスコ |
27 | 29位 | アレックス・デミノー |
28 | 30位 | リュカ・プイユ |
29 | 31位 | ジル・シモン |
30 | 32位 | ガエル・モンフィス |
31 | 33位 | スティーブ・ジョンソン |
32 | 34位 | フィリップ・コールシュライバー |
【錦織圭】全豪オープンテニス2019 / 試合結果とハイライト動画【毎試合更新】
錦織圭の全豪オープン2019の成績をまとめていきます。
1回戦:【9】錦織 vs マイクシャフ【176】 試合結果とハイライト動画
試合の展望
1回戦は予選勝者のマイクシャフとの対戦。初対戦ではありますがこれまでの成績を見ると100%勝っておきたい相手です。ただ情報がないのは不気味なもの。
ベスト8を突破するためには勝つだけでなく内容も求められてきます。ただ圧倒してほしい。
試合結果
錦織圭 | Kamil Majchrzak | |
1 set | 3 | 6 |
2 set | 6 | 7 |
3 set | 6 | 0 |
4 set | 6 | 2 |
5 set | 3 | 0(棄権) |
マッチレビュー
世界ランク176位の選手にまさかの2セットダウンを喫してしまった錦織。フラット系の打球でミスがほぼ出ない。完全に集中していたマイクシャフに対して守勢に回ってしまった錦織。とれるチャンスを潰してしまったこともあり試合を難しくしてしまいました。
しかし、ペース配分を無視して全力で挑んできた結果マイクシャフが第3セットでいきなりガス欠に。痙攣してほぼうごけなくなってしまい第5セットでリタイアとなんとも言えない試合になってしまいました。
試合後の錦織のコメントはこちら
彼のプレーが良かった。自分のプレーが彼に合っていたのかなと思う。初めての対戦で、彼の方がプレッシャーがなくプレーはできていたと思う。
あれだけのプレーをしてきたのはすごいなと思う。サーブも良かった。もし元気だったら、危なかったかもしれない。
3セット目、序盤から動けなかったのが見えた。でも、5セットに行ったら、戻ってくるだろうなと思っていた。普通に戦う心の準備はしていた。
3回戦:【9】錦織 vs Karlovic【73】 試合結果とハイライト動画
試合の展望
2回戦の相手は39歳のビッグサーバーであるカルロビッチ。現在は錦織が連勝中ですがサービスの調子次第では勝ち目がないこともあるのがビッグサーバーの恐ろしさ。
試合結果
錦織圭 | カルロビッチ | |
1 set | 6 | 3 |
2 set | 7 | 6 |
3 set | 5 | 7 |
4 set | 5 | 7 |
5 set | 7 | 6 |
マッチレビュー
カルロビッチ大先生について有名なコピペがあるので載せておきます。
大先生の試合数とサービスエースの比率が㌧でもない。 カルロビッチの試合を最前列で見たことあるけど凄まじいの一言。ビッグサーバーは結構嫌われる傾向にあるけど、 大先生の試合はすべてを「超越」して芸術的ですらある。
・まずラケットがしゃもじにしか見えない。 ・普通の選手がサーブを打つと「バコーン」なのだが大先生は「ヴァグォォオオオン」という音がする。 ・ボールの軌道を全く目で追えず、気がついたらバックネットの壁にボールが転がっている。 ・レシーバーが何とか返したと思ったら何と約3歩でネットにつき、次の瞬間にはボレーを決めている。
そしてオレが見たその試合は30本以上ノータッチエースを決めた挙げ句負けた。
この試合50本以上のサービスエースを決められ、2セットとってからの2セットダウン。精神的にもかなり追い込まれたと思います。ファイナルも第9ゲームで3BPを握られてからのキープ(吐くかと思いました)。ここが勝負の分かれ目だったと思います。録画で見直しましたがそれでも吐きそうになりました。
スーパータイブレークも1ミニブレとってから逆転される苦しい展開。それでも最後は勝ち取りました。まさにギリギリ。ですがこの勝ち方リオ五輪を思い出す勝負強さです。ほんと素晴らしい。
最後は膝から崩れおちた錦織。なんて戦士だよ!
試合後の錦織のプレカンより(井蛙堂さんより)
ーフルセットのあとは、次に向けて自信を得られたと何度か言っていたけれど、こういう試合を潜り抜けて自信になる?
「もちろん、間違いなくそうだ。今日は彼がほとんど試合をものにしそうだったと思う、特に5thセット。
そう、すごくタフな試合だった。どちらに転ぶ可能性もあった。それにタイブレーク、スーパータイブレークも彼がとる可能性もあった。 どうやってBPを何とかしのげたのか分からない。でも今日勝ててすごく嬉しい。大きな意味があるよ。次のラウンドに進めて本当に嬉しい」
ーあれだけのエースを浴びる気分は?
「そうだね、決して楽じゃないよ。最初の2セットはすごく上手くリターン出来ていると感じていた。上手く予想できていたし、良く打てていた。でも3rdセットのあと、彼が上手くいろいろ(なショットを)混ぜてきたと思う。
3,4セットやったあとでも彼のサーブはまだすごく良かったし、エースがたくさんあって、僕的には苛立たしかった。でもシンプルにやって、自分の出来ること、自分のサービスゲームに集中しようとした。 今日の彼のサーブは素晴らしかったと思うよ、2ndサーブでもね」
ー最初の2つの試合が両方ともフルセットになって、疲れたかまだフルセットやれる自信があるか
「3セットのほうがいいね、でも今日彼は素晴らしいプレーをしていたし、初戦もそうだった、初戦の相手の選手もとてもしっかりしたプレーをしていた。この2試合は、そう、負けてもおかしくなかった。ちゃんと回復することが必要だね。でもまだたった2試合だ、そんなに疲れてないよ」
ーオーストラリアでは他の場所より日本人の応援が多い? それとも同じ?
「いいや、もちろん(同じじゃない)、ここではより応援されていると感じるよ。たくさんの日本人がいるね、それにアジア人もたくさん。もちろん他のGSよりこのGSのほうがやりやすいと思う。コートではすごくわくわくするし、ここにいられて嬉しいよ」
ーGSここ3大会では、1つずつ上のラウンドに進んでいるね。もちろんここでもそれを目指しているよね?
「そうだね、こういう大きな大会、GSやMSで良い結果を出せればいい。トップ5やトップ3になるためにはそれがすごく大事になるだろうと思う。 僕の目標はここや、他の大きな大会で良い結果を出すことだ」
3回戦:【9】錦織 vs J.ソウザ【44】 試合結果とハイライト動画
試合の展望
過去対戦成績は1勝1敗だが、1敗は錦織の棄権負け。途中まで圧倒しての怪我だったので錦織自身は苦手意識はないかも。これまで予選勝者のフラットマンと超ビッグサーバーとの試合だったためラリー戦が少なかったですがようやく錦織らしい試合が見れるかもしれないです。
かみ合えば錦織が勝てると思いますが、これまで苦戦続きで疲弊してるのも事実。苦戦はあるかもしれません。
試合結果
錦織圭 | J.ソウザ | |
1 set | 7 | 6 |
2 set | 6 | 1 |
3 set | 6 | 2 |
マッチレビュー
予想通りのストローク戦であり錦織にとって今大会初のストローク戦。ストローク主体の錦織からしたら非常にやりやすく、やりたかったゲームでした。第1セットこそタイブレまでいきましたが2セット目以降圧倒。ソウザも体を少し痛めたこともあり圧勝しました。
試合後の錦織(井蛙堂さんより)
ー1stセットではまた長い試合になりそうだった
「1stセットはどちらに転んでもおかしくなかった。彼は良いプレーをしていたし、サーブも良かった。攻撃的でFHで打ってきていた。僕はちょっと彼のFH側に打ちすぎたかもしれない。彼にFHを打たせすぎていた。1stセットはそうさせてしまっていたかもしれないね。あれが彼の最大の武器なのに。 でも2ndセット3rdセットでは僕はちょっとリラックスしてもっと良い、重いショットを打てるようになってきたし、サーブも良くなった。3セットで勝てたのは、間違いなく身体にとっては助かる。1Rと2Rはタフだったから。それに僕としては良いテニスをしていたから、次のラウンドにすすめてとても嬉しい」
ー次の試合予想について
「今日(の試合)みたいな感じになると思う。たくさんのラリーがあるだろう。彼はベースラインからすごく安定してプレーできるし、良く動けるし、サーブも良い。タフな試合になるだろう」
4回戦:【9】錦織 vs パブロ・カレーニョ・ブスタ【23】 試合結果とハイライト動画
試合の展望
初対戦の両者。ソウザ同様にストローク戦が想定されます。QFのジョコビッチ戦に備え少しでも体力を温存しておきたいところ…
試合結果
錦織圭 | P.カレーニョ・ブスタ | |
1 set | 6 | 7 |
2 set | 4 | 6 |
3 set | 7 | 6 |
4 set | 6 | 4 |
5 set | 7 | 6 |
マッチレビュー
初対戦、そしてグランドスラムは怖いものです。楽勝とは言わないまでもほとんどの人が勝てると思っていたカレーニョブスタ戦。カレーニョブスタがめちゃくちゃ強くまさかの2セットダウンという苦しすぎる立ち上がり。もちろん第1セットはタイブレークだったこともあり取らないといけなかったセットだと思います。しかし、第2セットはノーチャンス。
第3セットも先にブレークされ99%の人が負けたと思ったことでしょう。というより錦織以外あきらめてたと思います。そこからのブレークバック。そしてタイブレークを取って2-1。第4セットも取り返してセット―ル。
そしてファイナル。リードしながらも最後の最後でブレイクされ今大会二度目のスーパータイブレークへ突入。コードボールなどの不運も重なり8-5とリードを絶体絶命。しかし、そこからの錦織がすごかった。
相手にチャレンジに関するゴタゴタがあるなか冷静沈着に5ポイント連取。8-5から8-10の超大逆転でQFへと進出しました。5時間を超える激闘。この錦織は本当にかっこよかったです。
試合後の錦織(井蛙堂さんより)
ーマラソンマッチのなかであのタイブレークのポイントが注目を集めているのはどう?
「そうだね、あれも大事なポイントだったよ。でも僕にどうやって2セットダウンから逆転したか訊くべきだよ。あれはただの1ポイントだ。彼に影響したかもしれない、でも彼はいくらか時間を使って、僕に影響があったかもしれない。逆転できてすごく嬉しいよ、自分がどうやって立ち直ったかすら分からないけれど、今日勝ててとても嬉しい」
ー2回スーパータイブレークを制したけれど、AOに導入されていて良かった?
「そうかもね。このスーパータイブレークに慣れていっているところだ。2回とも(ミニ)ブレークダウンから逆転した。そうやって終えられて良かったよ。苦しい瞬間はたくさんあった。すべてのポイントで戦い抜こうとした、幸いなことに最後のタイブレークで5ポイント連取できた」
ーああやって勝てて、選手として成熟した証?
「そうだね、5ポイント連取というのは滅多に無いことだ。彼のサービスの最後の2ポイントで、素晴らしいプレーができたと思う。とても集中できていた。試合に入り込んで、サーブで終えられた。だから5thセットでは全てが上手くいっていたね」
ー2ndセットのあとブレークダウンになったときの心境は?
「もちろんがっかりしていたよ。1stセットを取るべきだった。1stセットでは何度もチャンスがあった。2ndセットでは、彼のプレーのほうが良かった。彼を称賛しないといけない、でも僕はひたすらまた良いテニスができるように努力していた。あまり考えてはいなかった、ただ1ゲームずつやっていこうと。自分のテニスをいくらか、ちょっと戦術を変えたかもしれない。でも3rdセットからはもっと自信を持てるようになって、プレーが良くなってきた」
QF:【9】錦織 vs ノバク・ジョコビッチ【1】 試合結果とハイライト動画
試合の展望
さて宿敵のジョコビッチ。体力を残すどころからまさかの5時間マラソンマッチ後の試合ということで体調が心配される錦織。かたやジョコビッチは正直穴のない状況です。
早めのラリーでより攻撃的にいきたいところですが…
試合結果
錦織圭 | ジョコビッチ | |
1 set | 1 | 6 |
2 set | 1 | 4 |
マッチレビュー
大変残念なことに第1セットで足を痛めた錦織が第2セット早々に棄権。4回戦のカレーニョブスタ戦のダメージが思った以上に大きくQFでの敗退となってしまいました。全力でジョコにぶつかってほしかっただけに残念です。
しかしQFまでシードを守った選手がジョコビッチ、ナダル、錦織の3人しかいなかったことを考えるとかなり優秀な成績と言えるでしょう。残念ではありますがレースランキングもあがりますので全仏ではナダル、ジョコビッチ山を避けてほしいところです。
錦織圭の全豪オープン2019はQFで終わりました。
試合後の錦織(井蛙堂さんより)
ー 怪我について
「試合の前は問題なかった。もちろんフレッシュな状態じゃなかったけれど、大丈夫だろうと思っていた。3ゲーム目か4ゲーム目のあと、サーブを打つときに、右脚が重くなった。そのあとは膝を曲げたりジャンプすることができなくなった。それで止めることにした」
ータフな試合をこなしてきたことが影響した?
「そうだね、間違いなく前の試合から(の影響)だと思う、特に直前の試合。たくさん動いて、エネルギーを使いすぎてしまった。そのせいかもしれない、そこで今日の試合中に何かが起きた。すごく残念だ、今週はいくつか良い試合が出来ていたのに…こういうふうに負けるのはつらい、でも前向きでいたい」
ーここで6回優勝しているNo.1相手にああいうかたちで1stセットを落としたのでなければ、続けられた?
「僕は努力していたよ。言ったように、2,3ゲームしてから動けなくなった、サーブをちゃんと打てなくなった。ノヴァクじゃなかったとしても、片脚じゃ誰も倒せないだろうね。それはきつすぎる」
【錦織圭】全豪オープンテニス2019 最終成績
最終成績 | QF |
獲得ポイント | 380P |
RANKING | 9位 → 7位 |
錦織圭出場試合の全豪オープンテニス2019放送情報まとめ
■ TV / 有料放送
- WOWOW(生放送)
- NHK総合(一部試合のみ)
■ ネット配信 / VOD
錦織圭の次の大会はABNアムロ世界テニストーナメント2019
次の大会は2/11~2/17でロッテルダムで開催されるABNアムロ世界テニストーナメント2019です。錦織は第1シードで出場です。
【錦織圭SF】ABNアムロ世界テニストーナメント2019(ロッテルダム)動画ハイライト・ドロー・試合速報まとめ | ATP500