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少し前にDQ11が出たということで(やってないんですけど)、自分の中のDQ熱がムクムクと沸いてきましてゲームできないかわりに色んなDQ漫画を読みふけってました。
DQ11をプレイした人も、プレイできなかった人もDQ漫画を読んでみませんか?漫画としての面白さ、DQの世界観が出ているかどうかを個人的に評価しております。
スマホで遊べるおすすめ『ドラゴンクエスト』全シリーズまとめ<iPhone / Android>目次 ひらく
- 1. DRAGON QUEST―ダイの大冒険― / 三条陸、稲田浩司、堀井雄二(完結 / 全37巻)
- 2. ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章 / 藤原カムイ、川又千秋、小柳順治(完結 / 全21巻)
- 3. ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章 Returns / 藤原カムイ、小柳順治、川又千秋(完結 / 全1巻)
- 4. ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章~紋章を継ぐ者達へ~ / 藤原カムイ、映島巡、堀井雄二(連載中)
- 5. ドラゴンクエスト エデンの戦士たち / 藤原カムイ、堀井雄二(休載中)
- 6. ドラゴンクエストモンスターズ+ / 吉崎観音(完結 / 全5巻)
- 7. ドラゴンクエスト 幻の大地 / 神崎まさおみ、堀井雄二、とまとあき(完結 / 全10巻)
- 8. ドラゴンクエスト 蒼天のソウラ / 中島諭宇樹、堀井雄二(連載中)
- おまけ:ドラゴンクエスト4コマ劇場
- まとめ:ドラクエはゲームも漫画も面白い
1. DRAGON QUEST―ダイの大冒険― / 三条陸、稲田浩司、堀井雄二(完結 / 全37巻)
少年漫画のど王道!勇者ダイと大魔導士ポップの活躍に目から汗が…
ドラゴンクエストに設定・世界観を漫画にしておりストーリーはオリジナル。元々はドラクエ4が出る前の企画漫画として世に出るもアンケートが非常に良かったためすぐに連載が決定したというもの。漫画自体は全37巻(文庫本22巻)と長編なんだけど実は作中はたしか半年程度しかたっていない。
見どころは何といってもダイの相棒であるポップとライバルであるハドラーの存在でしょう。ポップは作者にとっても「読者と物語をつなぐ存在」として重宝されておりむちゃくちゃ強いやつに情けなくも立ち向かう姿に心打たれる存在です。作中最弱のキャラから最後は対大魔王戦の切り札にまで成長するポップはほんとうにかっこいいです。最終バトルでは「勝手に動いた」と作者がいうほど神がかったかっこよさを見せつけてくれます。
対してハドラーは元魔王から落ちぶれに落ちぶれた後に大魔王に匹敵する強さと誇りをもった戦士へと成長していきます。いわば敵陣営のポップ。序盤の扱いのひどさから散り際の見事さのギャップはすさまじい。
ダイも勇者として王道だし、大魔王も「今のはメラだ」「大魔王からは逃げられない」など絶望感たっぷりで最高だった。強いて言うならドラクエ感は少し足りないかもしれない。呪文もどんどんオリジナルが出てくるし、モンスターもオリジナルが多い。
実は原作者は魔界編への伏線をまいており実際に構想もあったらしいけど作画の方の体力の限界もあり大魔王編で終わらせたとのこと。「冒険王ビイト」もそうですが「ダイの大冒険」も続きが見たすぎますね。
【閲覧注意】面白いけど未完・長期休載のまま終わってしまいそうな漫画を紹介!最終回は見れない可能性大また2020年に約30年ぶりに再アニメ化しました!こちらも注目です。
アニメ「ダイの大冒険」全話感想まとめ|28年ぶりの再アニメ化はDQファンも納得のクオリティ- ステータス:完結(全37巻)
- 出版社 / 掲載誌:小学館 / 週刊少年ジャンプ
- 世界:オリジナル
- おもしろさ:★★★★★
- DQ感:★★★
1-2. ドラゴンクエスト ダイの大冒険 勇者アバンと獄炎の魔王 / 三条陸、芝田優作(連載中)
「ダイの大冒険」の前日譚!アバンが勇者になるまでの軌跡を描く
ダイの大冒険の人気キャラクターであるアバンの若き日の物語。魔王ハドラーに狙われたカール王国と王女フローラを守るために若きアバンが立ち上がる。
ハドラーを撃退する中で見えた「アバンストラッシュ」のヒント。伝説の技がどう生まれ、アバンがどう勇者になっていくのかが描かれます。
「ダイの大冒険」が約30年ぶりに再アニメ化するタイミングでアバンの若き日を描くコミカライズも始まりました。まず第1話が熱い。本編でも描かれた過去編をリメイクして第1話に。
仲間集め、ハドラー軍団との戦い、若き日のヒュンケルなどダイの大冒険ファンであればニヤリとする展開だらけです。本編に矛盾しない形で作品を膨らませており非常に面白いです。結末はわかっているけど続きを見ていたい、そんな作品です。
2. ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章 / 藤原カムイ、川又千秋、小柳順治(完結 / 全21巻)
これぞ「DQ漫画」!ロトの血をひくものと3人のケンオウが異魔神を討つ旅に出る
エニクスの月刊少年ガンガン創刊時に看板作品として連載が始まった。『ダイの大冒険』に並ぶドラクエ漫画の代表作。『ダイの大冒険』とは異なり、ゲームの「ロトシリーズ」が舞台。DQ3→ロトの紋章→DQ1→DQ2。ベースとなっている世界観はDQ3。
DQ3のゾーマを倒した100年後の危機を描く本作。見どころはロトの血をひくもの同士の戦い・共闘と3人のケンオウ(剣王、拳王、賢王)の仲間集め。そして大魔王を倒すという一本道のストーリーでしょう。
個人的にはラストバトルも大好きなんですけど、ロト紋史上最高の戦いと言えば獣王グノン戦で異論はないでしょう。
グノン戦は勇者対10万の敵。ケンオウの集結。ミナデイン。グノンの散りざま…ととにかく見どころが多い。この戦いは絵もめちゃくちゃ迫力あって最高に燃えるんですが、逆にピークを持ってくるのが早すぎた感。ある意味ここでハードルあげすぎて後半失速と思う人も多いみたいですね。
個人的には異魔神戦(特にケンオウがマダンテをくらわせるためにふんとうするところ)もかなり好きですね。
- ステータス:完結(全21巻)
- 出版社 / 掲載誌:スクウェア・エニックス / 月刊少年ガンガン
- 世界: DQ3→ロトの紋章→DQ1→DQ2
- おもしろさ:★★★★
- DQ感:★★★★★
3. ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章 Returns / 藤原カムイ、小柳順治、川又千秋(完結 / 全1巻)
ロトの紋章をより楽しむための前日譚
アステア、アラン、カダルのエピソード集。アステアがなぜ女ながらに第3のロトになったのか、アランが魔人王になるまでの経緯、カダルが合体魔法を編みだすまでの読み切りが読める。アルスのその後とかもっと見たかったなあ…
本編の補完として楽しむものでファン向けという感じでやや物足りない部分もあります。
- ステータス:完結(全1巻)
- 出版社 / 掲載誌:スクウェア・エニックス / 月刊少年ガンガン
- 世界: DQ3→ロトの紋章→DQ1→DQ2
- おもしろさ:★★
- DQ感:★★★★
4. ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章~紋章を継ぐ者達へ~ / 藤原カムイ、映島巡、堀井雄二(連載中)
新たな世界の異変に記憶を失ったロトが立ち向かう!ロト紋の20年後の世界
異魔神との戦いから20年後の世界。「失われた日」として世界中から呪文が消えた日を境に記憶を失ってしまったアロスが自分の記憶と「失われた日」の謎を追う…というようなストーリー。前作と違ってミステリー要素が強く出ていたりするのが少し新しい。
作品としては非常にスロースターター。前作のキャラは出るには出るけど絡みが少なく、山場というか盛り上がるまでに結構巻数を要するので途中で切る人も多そう。25巻ぐらいからは文句なしにおもしろいんだけど…。それもグノン戦というのが(笑)。
また、呪文が失われた世界なのでロトの紋章なのにDQ感があまりありません。前半我慢すれば中盤以降はおもしろいです。
- ステータス:連載中
- 出版社 / 掲載誌:スクウェア・エニックス / ヤングガンガン
- 世界: DQ3→ロトの紋章→紋章を継ぐもの→DQ1→DQ2
- おもしろさ:★★★★
- DQ感:★★
5. ドラゴンクエスト エデンの戦士たち / 藤原カムイ、堀井雄二(休載中)
DQ7の「あのエピソード」までを藤原カムイがコミカライズ化
ロトの紋章はオリジナルのエピソードであるのに対して『エデンの戦士たち』はDQ7の序盤を描いたものです。比較的ゲームのシナリオを忠実に沿ってはいるもののオリジナルのキャラや設定がいくつか見られるのが特徴。
作品自体は途中で終わっており未完。作者自身はロト紋が終わったら書くと言っているが…どうなることやら。物語でいうと1/3程度しか進んでいないため全体的に地味です。バトル事態も序盤のため地味。良くも悪くもDQの序盤の感じを再現しております。
DQ7をプレイした多くの人が恨みを持っているヤツについて結構掘り下げてるのでゲームではわかりづらい心情の変化とかも楽しめるかと。だから許してあげてください。
- ステータス:第1部完(全14巻)
- 出版社 / 掲載誌:スクウェア・エニックス / 月刊少年ガンガン
- 世界: DQ7
- おもしろさ:★★★
- DQ感:★★★★★
6. ドラゴンクエストモンスターズ+ / 吉崎観音(完結 / 全5巻)
DQモンスターズの世界からDQを再発見するファンにも高評価な作品
『ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド』に限りなく近い、もう一人の主人公の物語というのがコンセプト。
DQモンスターズの世界なので主人公はモンスターマスターなんですが、なんといってもこの作品一番の魅力は歴代の勇者とパーティーを組んで当時の魔王と戦うことでしょう。特にDQ2の世界でのバトルは最高に熱いです。
残念ながら作品は途中で打ち切りになりますが、このまま他の勇者とパーティーを組むことを臨んだ読者も多いはず。DQ2の世界の緊迫感ヤバイので是非一度見てほしいですね。
- ステータス:完結済み(全5巻)
- 出版社 / 掲載誌:スクウェア・エニックス / 月刊少年ガンガン
- 世界: ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド
- おもしろさ:★★★
- DQ感:★★★★★
7. ドラゴンクエスト 幻の大地 / 神崎まさおみ、堀井雄二、とまとあき(完結 / 全10巻)
DQ6の賛否分かれるコミカライズ版!
個人的には「んーなんかおしい」という印象なのが6をコミカライズした『幻の大地』。DQってそもそも鳥山明がキャラクターデザインしているせいで絵に対するハードルが異常に高い。その中で『ダイの大冒険』や『ロトの紋章』はかなりの画力でそのハードルを乗り越えてきたけど本作は少なくとも画力はついてきていない。
また10巻と非常に駆け足なので物語の規模にしては短いと感じる人も多いはず。とは言え、ゲームにはない味もあるし、6好きなら楽しめるはず。これもマンガUPで読めるので気になる人はまずこっちで読んだ方がいいかも。エンディングが少し改変されているのでゲームとの違いを楽しむのもよいかもしれない。
DQ6もカムイ先生に描いてほしかった…のが本心ですね。
- ステータス:完結済み(全10巻)
- 出版社 / 掲載誌:スクウェア・エニックス / 月刊少年ガンガン
- 世界: DQ6
- おもしろさ:★★
- DQ感:★★★★★
8. ドラゴンクエスト 蒼天のソウラ / 中島諭宇樹、堀井雄二(連載中)
DQ10の世界を少し懐かしいノリですすめるDQ漫画
うーん…なんというか昔のジャンプのノリというかハイテンションというかで離脱する人も多そうな作品です。ちょっと損してる感すらある。DQXの特典コードがついてるということもありそれ目当ても多いとか。
ちなみに私もノリが少し苦手で全部読めていません。。。
- ステータス:連載中(2021年5月時点)
- 出版社 / 掲載誌:集英社 / Vジャンプ
- 世界: DQ10
- おもしろさ:★★
- DQ感:★★★★
おまけ:ドラゴンクエスト4コマ劇場
個人的にDQマンガの原点。子供のころダラダラと読んでいた記憶あるわ。
まとめ:ドラクエはゲームも漫画も面白い
意外と多いドラゴンクエスト漫画。ゲームのファンだけでなくゲームをしていない人も楽しめるファンタジー作品多いです。ダイの大冒険、ロトの紋章(続編含む)はマストですね。
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