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私がPS5を購入したときに「発売されたら絶対買おう」と思っていたのが本作『FINAL FANTASY XVI(ファイナルファンタジー16)』だ。私は『FF7』は原作、リメイクともに遊んでいるんだけどナンバリングタイトルは実は『FF8』以来買ってこなかった。シンプルにゲームをしていなかったのだ…。名作と名高い『FF10』も遊んでいない。
そんな私が『FF16』を遊ぼうと思ったのは本作のプロデューサーである吉Pこと吉田直樹に興味を持ったからだ。史上最低のMMORPGだった『FF14』を立て直したどころか世界有数のMMORPGへと成長させた吉田。彼のインタビューやしくじり先生などを視て遊んでみたくなったのが本音。
『FF15』でユーザーからの信頼を失ったFFナンバリング。吉田直樹ははたしてFFできたのか?FF初の本格的アクションRPG大作である『FF16』について語らせてくれ。
『FF16』とは?あらすじ、基本情報
タイトル | ファイナルファンタジーXVI FINAL FANTASY XVI (略称:略称: FFXVI、FF16など) |
開発元 | スクウェア・エニックス |
発売元 | スクウェア・エニックス |
ジャンル | アクションRPG |
発売日 | 2023年6月22日 |
対応機種 | PlayStation 5 |
DLC | 開発予定 |
CERO(年齢制限) | CERO:D(17才以上対象) |
人数 | 1人 |
売上本数 | 日本:37.4万本(パッケージのみ) 世界:300万本 |
GOTY | – |
FF14を開発しているスクエニの第三開発事業部が開発を担当。吉田直樹をプロデューサーに、高井浩がディレクター、シナリオは前廣和豊、音楽は祖堅正慶とそうそうたるメンツ。また、コンバットディレクターにCAPCOMでバトル部分を担当していた人もジョインしての布陣。
オープンワールドでもない。コマンドバトルでもなくアクションRPGを採用。PS5独占販売であり、CEROもDと対象年齢を引き上げるという意欲作でした。
『FF16』のストーリーを評価・感想!良かった点、悪かった点
『FF16』でもっとも力を入れたのはストーリーと豪語していた吉田直樹氏。ジェットコースターのように怒涛の展開が続き辞め時がわからなくなる…という事前情報は実際どうだったのか。
マザークリスタルのかごを受けし大地ヴァリスゼアを舞台に、フェニックスの召喚獣を体に宿すジョシュアを弟に持つクライブ。ある事件で父とジョシュアを殺されたクライブは奴隷である「ベアラー」に身分を落とされるも、弟の敵を討つため炎の召喚獣をその身に宿すドミナントを追う。その中でヴァリスゼアの創世の秘密に気付いたクラウドは世界を救うためにクリスタルの加護を断ち切る戦に身を興じることになる…。
というようなのが大まかなストーリー。最初は復讐劇で途中からは世界を救うために神に戦いを挑むという壮大なファンタジーになります。
吉Pがいうように特に序盤はジェットコースターの様にやめるタイミングがわからない怒涛の展開。ムービーシーンも多いしね。中盤以降は比較的自分のペースでサブクエもこなしつつ世界観を堪能できました。
物語は全体を通してダークファンタジーのために、基本的にシリアスで暗いですね。それでもサブクエまで遊んでいくとこの世界に愛着が沸いてくるのも事実。私自身は非常に楽しめましたが、ラスボスであるアルテマの目的とかはあまり合いませんでした。完全に創世の神でスケールが大きすぎるので、個人的にもう少し地に足のついた悪党がラスボスが良かったですね。
また、未回収の設定や伏線が残っているのでここはDLCで回収してほしいところ。
『FF16』のキャラクターを評価・感想!良かった点、悪かった点
『FF16』はプレイアブルキャラクターがクライブ一人のため登場人物に愛着沸きづらいかな…と思っていたんですがそんなことは全然なかったですね。クライブ、愛犬のトルガル、幼なじみのジル、弟のジョシュア、仲間のシドやガブ…魅力的な登場人物がめちゃくちゃいます。
敵の召喚獣のドミナント達も悪党として魅力的でタイタン戦の因縁の戦いとかかなり激熱でした。それだけ各キャラの心情が丁寧に描かれていたからだと思います。
私はすべてのサブクエを終わらせてからラスボスに行きましたが、かならず終盤のサブクエはやったほうがいいですね。ラスボスに行く前に仲間が全員集まるシーンとかめちゃくちゃ熱いし、エンディングもそこまでのサブクエをやってるかどうかで解釈変わりそうだし。
とにかく歴代のFFの中でも登場人物は相当魅力的な部類になるのではないでしょうか?
『FF16』のゲームシステム(戦闘、探索など)を評価・感想!良かった点、悪かった点
『FF16』のアクションバトルはもうめちゃく面白かったです。私はオート系のアクセサリは使わなかったのですが、序盤は結構死にましたね。ポーションが足りない足りない。召喚獣が増えて、操作に慣れてきた後半は大丈夫でしたが。
とにかくこの召喚獣アビリティを使ったアクションは種類も豊富でド派手でかなり楽しい。ここまでアビリティやら魔法やらを使って戦うというのは昨今アクションRPGの中では珍しいかも…。アクションに関してはかなり良くできているといってもよいですし、これだけで神ゲー認定している人がいてもおかしくないと思います。
また本作の目玉でもある召喚獣合戦ですがこれも重厚で迫力あって凄かったですね。一方で召喚獣バトルそのものの回数が多くなく、私はプレイするたび操作方法を忘れていて大変でした。一番死んだのも召喚獣バトルですね。なんというか距離感がわかりにくく攻撃を回避するのが難しかったです。
一方で探索部分はまあまあ残念でした。ゼルダやゴーストオブツシマは探索が面白かったのですが、FF16の探索はリスキーモブを探すぐらいですかね。綺麗なフィールドを探索するという楽しみがないのが残念でしたね。そもそも後半は空が黒くなるのでそれも…。昨今のRPG大作は美しい世界を探索したいというのがユーザーの気持ちだと思うのでFF16はそこは明確に劣っていたと思います。
『FF16』の映像・音楽を評価・感想!良かった点、悪かった点
『FF16』で戦闘とともに突出してたのはずばり音楽でしょう。このボス戦の『Find the Flame』は特にヤバイ。しかも、独自のシステムを使っておりバトルのクライマックスと曲の盛り上がりが重なるようにできていてこれはプレイしてる醍醐味です。これは遊んでる人にしかわからないかも…ラスボス戦のアレンジ最高でした。
映像もかなり綺麗でした。最高峰といってよいと思います。ただ、技の視認性が悪いもの、そして何より発売前から言われていた『暗い』という指摘。私は夜やダンジョンの中が暗いことに対しては基本的に何も感じなかったのですが、終盤空が暗くなるのは正直嫌でしたね。ずっと曇りなんだもの…。綺麗な世界を冒険し続けたかったよ…。
『FF16』のエンディングの賛否
さて賛否あるエンディングについて少し語りましょう。
まずラストバトル。熱い展開が続きましたが、個人的にはまずラストダンジョンがほしかった。いきなりボス戦で(ポーションとかすげえ準備した俺がばかみたいじゃん…)と思ってしまいました。
あとアルテマの使おうとしている魔法が「レイズ」だったのはちょっとびっくりしましたね。ここで「レイズ」くんのかと。最後のアルテマの倒し方はちょっと笑いましたね。右ストレートかよとww。
そしてエンディングですね。アルテマを倒した後、死んでいるジョシュアの傷を治し、オリジンを破壊。最後に力を使い果たしたクライブも石化して生死不明で終了…というのがエンディングでした。
ここは賛否あるよね。ストーリー通してハードな人生を歩んだクライブとジョシュアが生死不明でハッピーエンドが見られなかったのもそうですが、私個人としてはこういうはっきりしない終わらせ方でプレイヤーに委ねるというの嫌いなんですよね。生きてるなら生きて幸せな姿を見せてほしいですし、死んでるなら残った人々が前を向いて生きていく姿を見せてほしい。どっちともとれる、、、というのはちょっと嫌ですね。
なのでエンディングに関しては私としては否定派です。それ以外は良かったです。
『FF16』の総合評価まとめ
キャラクター、バトル、BGMは最高でしたね。ストーリーはエンディングの解釈含め賛否あるのもわかりますが総じて良かったのではないでしょうか?
探索と空が暗いのだけは残念でしたねー。
『FF16』のおすすめ実況動画・感想動画を紹介
最後に私がいくつか見てきた実況動画を紹介。なるべく情報を入れずに遊んできたのですが、Youtubeだと勝手に『FF16』関連の動画が推薦されるのでネタバレを防ぐのがかなり難しかったですね。ジョシュア生きてるのがサムネでわかるという…。
よしなま
よしなまの実況動画。普通にうまくて笑う。
こへー
実況というかアビリティの解説としてこへーさんの動画も見てました。この人のやりこみはほんとすごい。
『FF16』をクリアした感想まとめ
ということで『FF16』とても楽しく遊ばせていただきました。FFなのかスクエニなのかわかりませんが声の大きいアンチがいるので「凡作」という声もありますが、凡作ではないよね。確実に。
神ゲーとも言わないけど、PS5のゲームとして十分主役級のタイトルだと思います。