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子どもを持つ親にとってGWは全然ゴールデンではない。2日目午後にはパワフルな子どもに振り回された父親は疲労困憊である。午前中からフルで遊び午後一度家に戻り一息つくもつかの間、息子が「外で遊びたい」オーラをバシバシ放ってくる。
半日スニーカーで歩き回った父の足は悲鳴を上げているが、子どもにはそんなことは関係ない。父は決意する。ベランダに鎮座するやつを召喚することを。
スタンバイ「便所サンダル」
「とにかくもう、革靴とかスニーカーとか履きたくなかったんだ」
今日は上半身はジャケット、ジーンズは愛用のリーバイス511、足元にはスピングルムーブのスニーカーというきれいめなファッションだったがもはや限界だった私は便所サンダルに手を出した。いや、、足か。
便所サンダルはキレイめスタイルを足元から全否定する。どんなに全身を着飾ろうとも、オシャレブロガーにマネキンコーデしてもらっても便所サンダルは全てを否定する。
同時に思う。おしゃれは足元からを全否定する便所サンダルの心地よさを。この魅力を全国のお父さんに届けたい。届け、この想い。
便所サンダル最強説① 安い
便所サンダルの魅力のひとつは圧倒的なコストパフォーマンスだ。実は私が便所サンダルに手を出したのは、、、足を出したのは昨年夏。息子をベビーカーに乗せて散歩していた私の足をソールが木のサンダルは無慈悲に削ってきた。アジアカップのテコンサッカーを彷彿とさせる当たりの強さに両足が悲鳴を上げる。壊れる前に私はホームセンターに駆け込んだ。
あいにくそのホームセンターには便所サンダルしかなかった。背に腹は代えられない。しかし、値段を見た僕は目を疑った。
「ご、五百円だと・・・!?」
我の足を無慈悲に削ったどっかのブランドのサンダル1万円。便所サンダルが20個買える。な、なんて安さだよ。便所サンダル。
便所サンダル最強説② 優しい
安かろう、悪かろうを覚悟しつつも500円で購入した僕に衝撃が走った。
「エ、エアー・・・!?」
初めてNIKEのバッシュを履いた時のような感動。「へー、これがエアーなんだ。画鋲刺させろよー」とチームメイトとキャッキャした思い出が走馬灯のように駆け巡ることはなかったが自身の足を優しく包む便所サンダルに感動を覚えた。
便所サンダル最強説③ 軽い
便所サンダルはスカスカに肉抜きされたミニ四駆のように軽い。
便所サンダル最強説④ 渋い
便所サンダルはなんといっても渋い。この渋さが一周回ってかっこいい。このかっこよさを表現するためにInstagramを無駄に使ってみた。
まずは正面から。昨年買ったものだが15年は履いているようなビンテージ感がある。
白黒にしてみると背後から「もはや戦後ではない」というキャッチフレーズが聞こえてくるようだ。
そしてこのバックショットよ。隙あらばツボを刺激しようとしてくるツブツブ(通の間では粒高とよばれる)と「ここに足をのせるんだよ」と親切にバミっている様子を見ることができる。
決しておしつけではない優しさに渋さを感じる。いぶし銀。
安い、優しい、軽い、渋い、それが便所サンダル
もうお洒落は我慢じゃないよね。今後俺は便所サンダルを起点にコーディネートを考える所存だよ!TPOはわきまえるけどね。それが大人ってもんだよ、坊や。